戦犯容疑で逮捕します―
(2008/10/23)
戦犯容疑で逮捕します―
清水豊松（中居正広）は高知の漁港町で理髪店を営んでいた。妻の房江（仲間由紀恵）と息子の健一（加藤翼）との生活は貧しいながらも幸せで溢れていた。しかし戦争は激しさを増し、ついに豊松にも召集令状が届く。家族にはもう会えないかもしれないという不安を抱えつつも陽気に別れを告げるのだった。
豊松の部隊は中部軍・第三方面。内地での配属となった。ある日、B29が撃墜され、パイロットが大北山の山中に降下したとの報せが入る。司令官・矢野中将（石坂浩二）の命は「搭乗員を逮捕、適当に処分せよ」との内容だった。発見された米兵は一名死亡、二名が瀕死の状態。やがて最終的な米兵の処分は処刑だった。豊松は滝田（荒川良々）とともに執行役に選ばれる。「軍では上官の命令は絶対」。豊松は歯を食いしばりながら銃剣を突き刺すのだった。
やがて終戦を迎え、豊松は土佐へ帰る。家族が増えることも知り、いよいよ幸せな生活が待っているかと思われた。しかしそんな彼のもとにMP（ミリタリーポリス）が現れる。それは長く、苦しい裁判の日々の始まりだった。豊松は上官の命令は絶対だったこと、銃剣は米兵の腕をかすったにすぎなかったことを訴えるも判決は絞首刑。
妻の房江は子供たちを連れて、やっとの思い出横浜にいる豊松を訪ねる。「帰りたいなぁ、みんなと一緒に土佐へ…」豊松は心の底からの思いをつぶやきにして吐き出すのだった。房江は土佐に帰ってから夫の無実を信じ、必死に助命嘆願の署名を集めて回るのだった。
一方、豊松も獄中から無罪を主張し続けた。唯一の希望は講和条約締結による釈放。そんなある日、豊松は房の移動を言い渡される…。
清水豊松（中居正広）は高知の漁港町で理髪店を営んでいた。妻の房江（仲間由紀恵）と息子の健一（加藤翼）との生活は貧しいながらも幸せで溢れていた。しかし戦争は激しさを増し、ついに豊松にも召集令状が届く。家族にはもう会えないかもしれないという不安を抱えつつも陽気に別れを告げるのだった。
豊松の部隊は中部軍・第三方面。内地での配属となった。ある日、B29が撃墜され、パイロットが大北山の山中に降下したとの報せが入る。司令官・矢野中将（石坂浩二）の命は「搭乗員を逮捕、適当に処分せよ」との内容だった。発見された米兵は一名死亡、二名が瀕死の状態。やがて最終的な米兵の処分は処刑だった。豊松は滝田（荒川良々）とともに執行役に選ばれる。「軍では上官の命令は絶対」。豊松は歯を食いしばりながら銃剣を突き刺すのだった。
やがて終戦を迎え、豊松は土佐へ帰る。家族が増えることも知り、いよいよ幸せな生活が待っているかと思われた。しかしそんな彼のもとにMP（ミリタリーポリス）が現れる。それは長く、苦しい裁判の日々の始まりだった。豊松は上官の命令は絶対だったこと、銃剣は米兵の腕をかすったにすぎなかったことを訴えるも判決は絞首刑。
妻の房江は子供たちを連れて、やっとの思い出横浜にいる豊松を訪ねる。「帰りたいなぁ、みんなと一緒に土佐へ…」豊松は心の底からの思いをつぶやきにして吐き出すのだった。房江は土佐に帰ってから夫の無実を信じ、必死に助命嘆願の署名を集めて回るのだった。
一方、豊松も獄中から無罪を主張し続けた。唯一の希望は講和条約締結による釈放。そんなある日、豊松は房の移動を言い渡される…。
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