252生存者あり
【あらすじ】「逃げ遅れ」を意味する通話コード
(2008/11/13)

252―
それはハイパーレスキュー隊で使われる「逃げ遅れ」を意味する無線用通話コード

東京を震度5強の地震が襲う。その数日後、元ハイパーレスキュー隊員の篠原祐司(伊藤英明)は7歳になった娘しおり(大森絢音)の誕生日を祝うため妻の由美(桜井幸子)と銀座で待ち合わせをしていた。そのとき、突如雹が降り始め、東京湾には巨大な高潮が押し寄せていた。パニック状態の新橋駅はなだれ込んだ大量の水によって崩壊する。
耳の聞こえないしおりを土砂に埋もれた地下のホームで発見する。そこは出口を完全にふさがれていた。取り残されたのは研修医の重村(山田孝之)、大阪で中小企業を営む藤井(木村祐一)、韓国人ホステスのスミン(MINJI)そして祐司としおりの5人。それぞれが事情を抱えていたがみんなの思いは一つだった。それは生きたいということ。祐司は柱を叩き続ける。2回、5回、そして2回。それは今でもハイパーレスキュー隊で隊長を務めている兄の静馬(内野聖陽)へのメッセージだった。
地上では静馬率いるハイパーレスキュー隊が懸命の捜索活動を続けていた。絶望的な崩壊現場。そして上陸した台風はレスキュー活動を妨害する。ついに捜索打ち切りが決定。弟がいるかもしれないことがわかっていながらも同時に静馬は部下を死なせる訳にはいかなかった。その時、音響探査機シリウスが地下からの打音を捕らえる。2回、5回、そして2回。静馬は叫ぶ
「252、生存者あり!!」
救助作戦が始まる。しかし時間は台風の目に入る18分間しかなかった。



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