パラダイス・キス
【ニュース】クランクアップ間近!キャストによる記者会見の模様をお届け!
(2010/09/30)

累計発行部数600万部超の人気漫画「パラダイスキス」。先日発表されたその実写化に早くも注目が集まりっぱなしだが、この度その撮影の様子が報道陣に公開され、北川景子、向井理、大政絢、五十嵐隼士、賀来賢人ら主要キャストと新城毅彦監督による現場での記者会見も行われた。

公開されたのはデザイナーを目指す高校生・ジョージ(向井)とその仲間たちが活動の拠点としている"アトリエ"で、彼らが受験を控えた女子高生・早坂紫(北川)にショーのモデル出演を頼み込むシーン。後に深い仲になっていく紫とジョージが初めて出会う重要な場面である。

原作の雰囲気をそのまま再現するために、ソファやビリヤード台にファッション関係の小物を配置したこだわりのアトリエ。しかしそれぞれに多くの仕事を抱えている人気キャスト陣のスケジュールの都合上、ここでの撮影はたったの4日間。キャスト・スタッフ共にほとんど寝る間もなく撮影が続けられたのだという。

記者会見では女子高生の制服姿の北川が「(制服を着ることに)抵抗は感じていますし、これが最後であってほしいですが、『まだイケる』とみんなが言ってくれるので頑張ります」と少々恥ずかしげに苦笑しながらも、「焦ってしまう気持ちや、塾や学校に通わせてもらえるのが親のおかげで、ありがたいと思いつつも、何かを他人のせいにしたくなる気持ち――自分だけが大変な悲劇のヒロインであるかのように思ったり、受験をする人が偉いと考えたりしてしまう部分はよく分かります。自分の経験を演じているので役に対して親近感や手応えを感じています。いまでは、受験させてもらえたことを感謝してるし、受験はせずとも夢に向かって頑張っている周囲の人たちを、なぜあのときもっと誇らしく思えなかったんだろう? とも思うので、観る人にいま、それに気づいてほしい。自分を信じて努力することが大切なのだと伝えてくれる映画だと思います」とこの作品に対する熱い想いを語った。

これまでとは違ったクールな役どころに挑戦する向井は、「あまり背伸びしても意味がないので、自分がやって無理のない範囲で原作のイメージとすり合わせていきたい。気にしないようにしても引きずってしまう部分はあるけど、日を追うごとにいい感じになってきていると思います」と、役者として確かな手ごたえを感じている様子。

そして今回イザベラ役で女装に挑戦する五十嵐は「(衣裳で)最初に着たのがヒョウ柄のもので、楽しくて仕方がなかった。芽生えそうになりました(笑)」「イザベラの"マザーテレサ"的なところに癒されてくれれば…」とほのぼのとした発言で会場の笑いを誘った。

なお今回の衣裳は、「DRESS CAMP」や「L'EST ROSE」をはじめ、25ものブランドが全面協力。2011年の春の公開を見据えて、キャスト陣が着用するのは2011年の春夏モデルだとか!さらに 「KOBE COLLECTION 2010 A/W」で実際のファッションショーの最中に本番シーンの撮影が行われるなど、かなり気合が入っている。

公開は2011年5月。原作ファン、キャストファンならずともぜひ楽しみに公開を待ちたい作品!



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