【イントロダクション】原作者・尾田、映画のシナリオを依頼され「主題歌がMr.Childrenだったら頑張る」
(2010/12/15)
劇場版ONE PIECEでは初の原作者・尾田栄一郎によるストーリー。尾田はスタッフ側に映画のシナリオを依頼され1度は断るが、「主題歌がMr.Childrenだったら頑張る」という条件を出し、主題歌が決まるまではそれを信じて製作していた。その結果、主題歌はMr.Childrenの書き下ろし曲に決定。その後尾田がコスチューム・クリーチャーデザインの仕事も進めていく内に、最終的に製作総指揮を務めることとなり、全ての要素に尾田のチェックが入るようになった。
さらに尾田の希望で、監督には同作品のテレビアニメにおいてシリーズディレクターを2006年10月から2008年9月の放送分までを担当した境宗久が、オープニング音楽には小西康陽が、金獅子のシキの声優には俳優の竹中直人が起用された。
当初は2009年3月公開予定だったが延期され、その後12月公開となった。公開日が延期されたのは、尾田が1度書きあがったシナリオを捨てて、すべて書き直したためである。製作初期の段階では、『クリスタル航海記』と銘打たれた原案が完成。この時点でシキなどの主要な敵はすでに登場していた。内容はナミの知られざる過去が明らかにされるなど、複雑な人間事情がからみあう感動物語だったらしい。だが、原案を仕上げた尾田が、「少年をワクワクさせるものにしたい」と大幅な改訂を決意。現在のストーリーへと修正が行われた。
本作は、尾田自身がストーリーを書き下ろし製作総指揮も務めることから、これまでのアニメオリジナルや劇場版と比較して原作との関係性が深い。本作のボスキャラである金獅子のシキの名が映画公開や第0話より先駆けて本編に登場していることなど、「原作者である自分にしかできないこと」を念頭に製作を行ったと尾田自身が語っている。公開直前時期には週刊少年ジャンプの2009年53号、2010年1号、2号にて3号連続雑誌表紙・巻頭カラーを飾り、53号には本編と共に後述の「0話」が掲載された。また、尾田が多忙になったため本編を休載することも多かった。作者のコメントでこのエピソードは「ルフィの17歳最後の冒険」とされている。
さらに尾田の希望で、監督には同作品のテレビアニメにおいてシリーズディレクターを2006年10月から2008年9月の放送分までを担当した境宗久が、オープニング音楽には小西康陽が、金獅子のシキの声優には俳優の竹中直人が起用された。
当初は2009年3月公開予定だったが延期され、その後12月公開となった。公開日が延期されたのは、尾田が1度書きあがったシナリオを捨てて、すべて書き直したためである。製作初期の段階では、『クリスタル航海記』と銘打たれた原案が完成。この時点でシキなどの主要な敵はすでに登場していた。内容はナミの知られざる過去が明らかにされるなど、複雑な人間事情がからみあう感動物語だったらしい。だが、原案を仕上げた尾田が、「少年をワクワクさせるものにしたい」と大幅な改訂を決意。現在のストーリーへと修正が行われた。
本作は、尾田自身がストーリーを書き下ろし製作総指揮も務めることから、これまでのアニメオリジナルや劇場版と比較して原作との関係性が深い。本作のボスキャラである金獅子のシキの名が映画公開や第0話より先駆けて本編に登場していることなど、「原作者である自分にしかできないこと」を念頭に製作を行ったと尾田自身が語っている。公開直前時期には週刊少年ジャンプの2009年53号、2010年1号、2号にて3号連続雑誌表紙・巻頭カラーを飾り、53号には本編と共に後述の「0話」が掲載された。また、尾田が多忙になったため本編を休載することも多かった。作者のコメントでこのエピソードは「ルフィの17歳最後の冒険」とされている。
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