BOSS
[第10話]
「特別犯罪対策室」のメンバー全員が、野立(竹野内豊)から謹慎を命じられる。06/18放送
以降、人手が足りない対策安全課の補助に回された「特別犯罪対策室」は、子どもの万引き事件、下着泥棒事件、“オレオレ詐欺”安全対策講座の講師などの不本意な業務をさせられていた。
『“オレオレ詐欺”安全対策講座』の講師を担当していた片桐(玉山鉄二)に、新聞記者が会いに来た。
記者は片桐に「警視庁幹部による裏金プール汚職」の話を囁いた。
記者の話が気になった片桐はその事を野立(竹野内豊)に確認するが、野立は「そんな話、聞いていない」「そんなことがあったら、俺の耳に入るはずだ」と答える。
野立の話を聞いた片桐は、ガセネタだとわかりホッとしていた。
真実(戸田恵梨香)と山村(温水洋一)は、『連続“ゴミ箱”爆破事件』を担当するが、科捜研・玲子(吉瀬美智子)から「時限爆弾の時計の部品から、絵里子の指紋が検出された」と報告を受ける。
花形(溝端淳平)が、絵里子を参考人として事情聴取をするが、絵里子に圧倒されるばかり。ダメだしまでされて、しまいには「0点!」とお説教を受けてしまう。
ちょうどその時、3回目の爆破事件が!今度はゴミ箱ではなく大学の講堂が爆破され、3人の死傷者が出てしまう。
花形に変わって事情聴取を行なった真実(戸田恵梨香)が3件目の爆破事件について報告。
3件の爆破事件とも過酸化ベンゾィルを使った爆弾が使用されたと聞いた絵里子は顔色が変わる…。
絵里子は答えた。今回の時限爆弾に使われたのは、おそらく絵里子の恋人・池上浩(丸山智巳)に送ったもの。だから時計の部品に絵里子の指紋が残っていたという。
しかし、事件に関係しているのは池上浩ではなく、弟の池上賢吾のほうだと、絵里子は言った。
賢吾は5年前の大学院生だった頃に、テロ組織「黒い月」が関与した爆破事件に関与しているとして逮捕されたのだ。しかし、賢吾は黒い月とのつながりを一切否定したという。
5年前の爆破事件で使用されたのも、過酸化ベンゾィルを使った爆弾…。
絵里子は池上賢吾の確保と、池上浩の事情聴取を指示し、浩の事情聴取は絵里子自らが行うと言った。
その頃、片桐(玉山鉄二)は小野田係長(塩見三省)と一緒に、新聞社の記者と会っていた。小野田係長の話では、実際に汚職が行なわれているらしいのだ。「まだ証拠は無いが、裏金のプールを行なっている警視庁幹部をつきとめたい」と、小野田は片桐に協力を要請した。
池上賢吾は2週間前から行方不明だが、池上浩は事情聴取に応じた。
刑事として、池上浩の事情聴取を行なう絵里子…。参考人という立場で絵里子と顔を合わせる浩…。絵里子も、浩も、言葉には出さないが、辛い思いが伝わってきた。
浩によれば、絵里子から貰った置時計は2週間ほど前に紛失したという。また、弟の賢吾も同じ頃に姿を消している。しかし浩は、「賢吾は絶対に人殺しなどしない」と主張した。
片桐(玉山鉄二)、小野田係長(塩見三省)、新聞記者は、午後2時に会う約束をしていた。しかし、約束の時刻になっても小野田係長は現われない。連絡も取れなくなっていた。
そこに新聞記者が…。
新聞記者は、新たに裏金をプールするために「特別犯罪対策室」を作ったというのだ。「特別犯罪対策室」を立ち上げたのは――野立だった。
3件の爆弾の意味は?「黒い月」との関係は?皆で考えていると、真実が、「3件の爆破事件は、本番に向けたテストではないか」と気付く。
岩井(ケンドーコバヤシ)の調べで、「黒い月」が解散に追い込んだ事件を陣頭指揮していたのは、現・警視総監(津川雅彦)であることが分かった。
さらに、現在、警視総監が出席している式典を行なっているホールと、3回目に爆破された大学の講堂が、形・規模・出入り口の配置まで一緒であることに気づく…。それは、警視庁に「黒い石」の内通者がいることを意味する。
「警視総監が危ない!」
絵里子、真実、山村、花形は、関係各所に緊急連絡を行ない、式典会場へと急いだ。絵里子は、車中から携帯電話で立野に“警視総監の危機”を知らせたその時、式場に仕掛けられた爆弾が爆発した。受話器の声から警視総監の無事を確認してホッとする絵里子だったが、この爆破事件そのものがフェイクだと気づく。
「黒い月」の狙いは、別にあるはずだと――。
絵里子が式典会場に到着した時、警視総監を乗せた車が走り去ろうとしていた。
車中には、野立の姿も…。
野立は絵里子の姿に気が付くと、軽く手で合図をしたように見えた…。
≪次週へ続く≫
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第1話
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の室長を務める女性。
大学法学部を卒業後、警察庁に入庁しキャリアの道をひたすら歩んでいた。
その後、順調に35歳で警視長まで出世したものの、突然アメリカへの留学を決意。
左遷とも噂されたが、なぜこのタイミングで海外行きなのか詳細は現在も謎のままである。
5年間FBIでプロファイリングなどさまざまな技術を学んだ後に帰国。
現在は海外で身につけた力を元に犯罪にあたっている。
こんな万能な彼女でも極度のオンチという欠点もあり。
警察庁の中枢に身を置くキャリア官僚で、役職は参事官補佐。
最年少昇進記録を次々に更新しながら出世しているエリート中のエリート。
その頭脳と手腕は上層部からも一目置かれる逸材である。
同期の絵里子のよき理解者である。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下として働いている。
科学捜査班出身という情報収集のスペシャリスト。
学生時代から“恋”よりも“科学”を選んできた変わり者。
最初は夢だった警察庁の科学警察研究所に入庁したものの、
毎回の寝坊が原因で特別犯罪対策室に異動となった。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室所属の刑事で、絵里子の部下。
警ら巡査から引き抜かれてこの部署にやってきた。
子供のころから強い正義感にかわれ警官になったが、
交番勤務のときに見たドラマ『24』を見て刑事を目指し、昇進試験を受けた。
性格は何事もあきらめることが嫌いな熱血刑事タイプ。
ガッツがあり素直なのだが、天然な要素も持ち合わせている。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下。
必要以上に熱くなることがなく、クールでスマートのオトナな刑事。
どの分野にも精通した実力の持ち主で、女性警官からの人気もピカイチ。
しかし、ある事件をきっかけに警察組織を信じられなくなっており、
現在は、定時で帰宅するやる気のない刑事に成り下がってしまった。
科学捜査研究所所属の美人鑑識官。
死体検証のプロ中のプロで、チームにとっては貴重な存在。
美人なのになぜか独身のため、男性からの絶大な人気を集めている。
本人も恋愛に積極的で、複数の男性とデートを重ねるが、恋が成就したことない。
何がいけないのか…。
どうやら本人には思い当たる節があるようで・・・。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
チーム内では「落としの山さん」の異名を取る大ベテラン。
普段は普通のおじさんらしくいつもヘラヘラしているが、本人いわくそれは相手を油断させる為の演技だという。
果たして本当にそんな意味があるか、ないのか。
ある意味謎の多い男である。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
柔道三段、剣道四段と格闘技術に優れる肉体派刑事。
かつて警視庁の暴力団対策課に所属していたこともあって、ケンカっ早い性格が欠点。
今回この対策室への移動もその性格から問題を起こしてのことだとか。
堂々と男の尻を触ったりするので“善治はゲイ”との疑惑もある。
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