コードブルー
[第10話]
黒田（柳葉敏郎）の腕を切断したことが、藍沢（山下智久）と白石（新垣結衣）の医療技術に影響を与えていた。普段は冷静で適切な判断をする黒田は手術に手間取り、検査を担当した白石は胸部の出血を見逃す…。09/04放送
白石は部長・田所（児玉清）に辞表を提出するが、田所は「ここで逃げたら戻れなくなる」と、辞表は自分が預かると告げた。
部長室から出てくる白石の姿を偶然目にした緋山は、何かを察したようだった。その様子を見た緋山は、次々と書類書きや雑用を白石に頼むようになる。
「仕事が忙しければ、辞めようなんて考える暇もなくなるでしょ？」 緋山の言葉に胸が熱くなる白石。
そんな白石に「私も、医者を辞めさせませんから」そう、緋山は告げた。
一方、黒田の息子・健一の脳手術が西条（杉本哲太）の執刀で始まった。腫瘍のできた場所が悪く、手術は困難を極めていた。片腕を失った黒田（柳葉敏郎）は、息子を救えないことに苛立ちを覚えていた。
西条は腫瘍と言語中枢との境界を確かめるために“アウェイク手術”を決断する。健一の麻酔を醒まし、話しかけながら脳と腫瘍の境界を見つけ方法だ。
健一に話しかける役目を、西条は黒田に任せる。黒田は健一に、好きなスポーツのことや学校での出来事など尋ねる。
こうして腫瘍と脳の境目が発見され、手術は成功の方向へ進んでいった…。
手術後、黒田はＩＣＵを訪れる。「喉が渇いた」という健一に、「よく頑張ったな」と声をかけた。
同じころ、救命センターには急患の受け入れ要請が入っていた。妊娠36週目の妊婦がケガをしたのだが、処置が難しい内容でもあり、患者はすでに何件かの病院を断られていた。
三井（りょう）は患者を受け入れることを決め、藍沢、緋山と手術の準備に取りかかっていた。
骨盤を折った患者に対して、藍沢は迷わず母体優先を選び、手術方針を固め、夫（佐野賢一）と患者本人・美和子（海島雪）に同意を求めた。
母体優先に納得した夫は同意するが、美和子は諦めきれない。
その様子を見ていた藍沢は方針を変更し、母子ともに助けることを決断する。
これは、大変なリスクを背負う決断だった…。
藍沢の見事な技術で手術は成功する。藍沢の決断と技術を褒める三井。
しかし、当の藍沢は自分の決断は間違っていたような気がする、と、三井に答える。
同じころ、ＩＣＵ室で患者の大動脈破裂に気づいた黒田は、白石と藤川にこの場でオペをするよう告げていた。
患者を救うためには、一刻を争う事態なのだ。
しかし、緊急事態に動くことができない白石も藤川。それを見ていた黒田は、左手だけで手術の準備を進める…。
左手だけで患者を救おうとする黒田。白石は「私がやります」とメスを握った。
思ったように処置ができない白石に、黒田は「藍沢が工事現場でやったのを、お前は一番近くで見ていたはずだ」と、白石にアドバイスした。
白石は、藍沢のオペを思い出しながら慎重にオペを進め、見事に大動脈のクランプを成功させた。
次の日、藍沢は黒田のところにいた。そして、妊産婦の手術での判断について、自分の迷いを黒田に打ち明けていた。
藍沢は黒田に問う。
「先生…名医って何ですか？」。
黒田は「その答えは、多分現場にしかない」と答えた。
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第1話
自らの医療技術に絶対の自信を持つ若きフライトドクター候補生。知識も豊富で、更なる技術を得るためなら努力は惜しまない…。
軽症の患者には全く興味がなく、重症患者を担当したがる。
医者になるべく生まれてきたフライト・ドクター候補生。
医療センスは抜群だ。経験を積んで、段々、医師としての自覚が芽生える。藍沢耕作のことは理解できないでいる。
大学の救命センターに勤務している。フライトドクター専門研修生（フェロードクター）。自分のフライトが、他の研修生がいることで減るのが、正直、嫌だ。仕事に積極的な女性。
現役フライトドクター。現在は産婦人科と新生児医療を専門としている。
救命救急部の部長。離島やへき地などでの勤務を経験してきた苦労人。医師の抱える辛さや悩みをよくわかっている人間。
耕作や恵と同様、フライトドクター専門研修生。
明るく、お調子者。技術に劣等感を感じている。
常にプレッシャーをかけられる、救命センターの仕事に向いていないと感じている。
現役フライトドクター。整形外科医。黒田や耕作など、医療の仕事が全て、というスタンスを嫌う。プライベートを大切にしていて、「ドクターも家庭人」がポリシー。ところが、以外にも、妻も子供もいない。
技術的に優秀な医師。
航空会社勤務。超ベテランパイロット。常に冷静。時として、大胆な決断も可能な人間。
優秀な脳外科医の代表のような人物。救命センターで処置できない脳損傷患者を担当。その技術は折り紙付きで、フライトドクターの黒田と同期ながら、最年少で部長職についている。黒田とはライバル。
救命救急センターの優秀なフライトナースで最年少だが、医療センスが良く、実践経験が豊富。もともと医者になりたかったようである。「研修生は、みんなお坊ちゃん、お譲ちゃん」だと、見下したところもある。
フライトドクター。救命センターのエース的存在。専門は胸腹部外科。「外科医は才能が全て」だと考える仕事人間。研修生たちを厳しく指導する。
若年性糖尿病によって現在入院中の女の子。
病状が進行しており、右腕を切断しなければならない状態にまでなっていた。
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011
