同窓会〜ラブ・アゲイン症候群
[第4話]
05/13放送

山中湖にひとり残った大久保(三上博史)は、福島(尾美としのり)と真理子(宮地雅子)の車を発見する。大久保は福島と真理子に「これからどうするのか」と聞くと、福島は「僕たちは人生を捨てた。もう引き返せない」と言うと車で行ってしまった。

朋美(黒木瞳)は杉山(高橋克典)と再開したことで、これから女として生きるべきか、いままでの生活に戻るべきか心が揺れていた。

杉山の妻・佳奈子(須藤理沙)は嘘をついて家を出かけた夫に疑惑を抱く・・・。

それから間もなく、週刊誌の表紙に福島と真理子のゴシップ記事が載ったことに気づく。それは大久保が編集長をしている雑誌だった。

朋美たちは大久保を呼び出す。
大久保の態度に激怒した杉山は、大久保に殴りかかった。慌てて朋美は杉山を止めるが、そんな朋美に杉山は「君に何がわかる」と言い、出て行ってしまった。

その後、朋美と大久保は湿布薬を買うためにドラッグストアへ行く。
大久保から「山中湖で何かあったろう」と尋ねられるが、朋美は「私は人生を捨てたりはしない」と答えた。
そんな大久保と朋美の会話を佳奈子が聞いていた。

陽子(斉藤由貴)は正隆(神保悟志)から離婚を切り出された。

大久保は病院にいた。大久保は頭に爆弾を抱えていたのだ。
「いつ死んでも思い残すことはない」と思っていたが、朋美や陽子と再会してから生きたいと思うようになっていた。
大久保は主治医の寅田(高橋ひとみ)に「奇跡ってありますか?」と尋ねる。しかし、寅田は「お元気な間にやりたいことを思う存分おやりになってください」と答えるだけだった。

大久保が通っている病院は朋美がパートで働いていた病院だった。
偶然、朋美を見つけた大久保は朋美に声をかけた。家計を支えるため病院の食堂で働いていることを知ると「杉山を惹きつけるために見栄を張った」と言われムッとする。
立ち去ろうとする朋美を大久保は抱きしめるが、バッグで殴られてしまった。

夜。杉山が帰宅すると、真っ暗な部屋の中で佳奈子がアイロンをかけていた。「あの人だけはやめて」佳奈子は朋美の名前を出して叫んで暴れだし、杉山を部屋から追い出した。

そのとき、杉山の携帯に朋美からの着信が。電話はすぐに切れた。
すぐに杉山は朋美に電話をかけなおす。

それから…
誰もいない“想い出の競技場”で杉山と朋美は抱き合った。

その頃、杉山の子・大地(竹内寿)と朋美の娘・綾(太平うみ)も2人で会っていた。

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キャスト
宮沢朋美 / 黒木瞳(くろきひとみ)
主婦。旧姓は愛川。

川崎市内の賃貸マンションに、失業中の夫・誠一郎、中学3年の長女、小学5年の長男と4人暮らし。
生活費を稼ぐため、大学病院の職員食堂でパートとして働いている。

中学時代はチアリーダーとして活躍、男子からの人気も高かった。
当時、杉山(高橋)とは相思相愛だったが、照れ屋で不器用な2人はなんとか互いの思いを伝えあっただけでつきあうこともなく、そのまま別離していた。

同窓会での再会をきっかけに、優等生・朋美の人生に異変が起きていく。
杉山浩介 / 高橋克典(たかはしかつのり)
警視庁捜査4課(「マル暴」担当)の刑事。
公務員宿舎に、専業主婦の妻・佳奈子、中学3年の長男・大地と暮らしている。

多忙な職務のため、家庭を顧みている時間はほとんどない。
家族サービスをしようと思っても約束を果たせないことが多く、妻から非難されてばかり。

仕事の現場では強面の暴力団連中に引けを取らない迫力で立ち向かっている。
不器用な性格で妻には反論もできず、ましてや朋美の前ではぎこちなくなってしまう。
西川陽子 / 斉藤由貴(さいとうゆき)
専業主婦。旧姓・権藤。
六本木ヒルズのタワーマンションに暮らしている。
夫・正隆はスタイリッシュな店舗展開で成功している外食グループのオーナー。

中学時代は勉強ひと筋の地味な少女でチャラチャラしたグループを嫌悪しており、特に軽薄な男子・大久保のことは大嫌いだった。

朋美とは家が近いこともあり仲がよかったが、ひがみっぽい陽子にとって、男子に人気のある朋美は嫉妬をあおる存在でもあった。
そして陽子もひそかに杉山に好意を抱いていた…。

猛勉強して私立の雄といわれる大学に進学してから陽子は変わり、以来、勝ち組の優越感に浸ってきた。
だが、夫が浮気相手に生ませた6歳の娘・真奈を育てていることは誰にも言えないでいる。
大久保真一 / 三上博史(みかみひろし)
大手新聞社発行の週刊誌デスク。
ハイセンスな部屋で優雅に暮らすバツイチ独身貴族。

有能な編集者で、女にモテ、何ひとつ不自由はないはずだが、説明のつかない物足りなさを感じている。
だが、そんな内面を知る人はおらず、周囲からは“かっこいいけど軽薄な男”だと思われている。

中学時代から、会話が面白い真一のまわりには女子の取り巻きが多く、二股三股は日常茶飯事。
一方で地味な女子からは敵視され、特に陽子は天敵だった。

今、45歳を迎えた彼の体は、深刻な病魔に冒されていたが、そのことを誰にも打ち明けられずにいた。
同窓会には、国土交通省勤務の元同級生・福島から大臣の収賄疑惑にまつわる情報を聞き出すために出席したのだが、中学時代、恋心を抱いていた朋美と再会して…。


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