GM〜踊れドクター
[第9話]
09/12放送

前の晩、ERに運び込まれた小暮(温水洋一)という患者がソウシンに来た。
小さな鉄工所を経営しているという彼は気付いたら線路の上で寝ていたという。
電車にひかれそうになってあわてて逃げ、土手から転落したのだった。
この1年で3度も外傷で来院していて、発言も曖昧なことから自殺未遂が疑われる。

担当医の氷室(椎名桔平)は外傷の手当をすると、小暮を家に帰した。
また自殺を図る恐れがあると思った後藤(東山紀之)が電話すると、小暮は浴槽に沈んでいた。

小暮は事務員の佐織(高橋ひとみ)に連れられ、再び病院に運ばれてきた。
検査の結果、異常は何も見つからない。

玲奈(小池栄子)は佐織から、小暮は父も祖父も若くして突然死していると聞く。
後藤は遺伝性の不整脈ではないかと推測。
だが、氷室は同期の佐伯(斎藤歩)が教授を務める循環器内科に任せることを躊躇する。
後藤の説得で循環器内科に伺いを立てると、佐伯は学会があるから氷室に任せると言う。

工場の仕事があるから早く退院したいという小暮は、検査を拒否し始める。
突然死の可能性があるからと小暮を説得するが、今度は氷室が姿を消してしまった。

氷室が酒を飲んでいると、病院の面々から携帯に多くの不在着信が入っていた。
一方、後藤は氷室の部屋に循環器内科の本が山のようにあるのを発見。
氷室が熱心に勉強していたことを知る。

やがて、氷室が病院に帰ってきた。
何をしていたのかと聞く面々に、氷室は小暮にお守りを買いに行っていただけだと言う。

氷室は後藤たちとともに小暮のオペへと向かった。
その姿を多恵(清水美沙)や大山(大和田伸也)が見守っていた。

オペは無事に終了。小暮は佐織に、これからもずっと一緒にいて下さいと告げる。

その頃、曽根(八嶋智人)の策略で病院の上海への売却と大山の解任が決議されていた。
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キャスト
後藤英雄 / 東山紀之(ひがしやまのりゆき)
アメリカ帰りの総合診療のスーパードクター。
患者の言葉の端々を聞き逃さず、行動、身体症状から意外な病名をいいあて、解明していく。

実は25年前にアイドルグループとしてデビューするもブレイクしなかったという過去があり、
再デビューを夢みてグループを結成したいと思っている変人。
氷室慎太郎 / 椎名桔平(しいなきっぺい)
医師で、後藤のライバル。
院長の娘と結婚していながらも3人の女性との浮気が発覚し、
総合診療科に異動させられてしまう。
漆原誠司 / 生瀬勝久(なませかつひさ)
総合診療科の医師。元は消化器内科医。
冠婚葬祭を取り仕切ること以外にはやる気がなく、上司にゴマをするだけで生き延びてきた男。

媚を売る一面を持ちながら、
どこか自分のあり方に悩んでいる。
小向桃子 / 多部未華子(たべみかこ)
研修医。正義感に溢れ、高い志を持っている。
明峰病院の総合診療科に勤務するダメ医者たちの実態に愕然とし、
飛行機の中で偶然出会った後藤の診断力を頼り、病院に呼び寄せる。
本木健介 / 大倉忠義(おおくらただよし)
総合診療科の看護師。
やる気のない医師たちに批判的な眼差しを向けているが、かつては医師を目指していたこともある。
後藤に出会い、強い刺激を受ける。
曽根智雄 / 八嶋智人(やしまのりと)
名峰病院の事務長。
“コストカッター”として大山と手を組み、総合診療科を潰そうと企んでいる。
ソウシンを潰すためには手段も選ばない非道な一面を持つが、
実は自身も医師を志した過去がある。
町谷玲奈 / 小池栄子(こいけえいこ)
総合診療の医師。かつては救命救急医のエースだったが、ある事件がきっかけで「ソウシン」へ。
やる気がないのは男社会の病院の人間関係に疲れたためという噂も。

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