江〜姫たちの戦国〜
[第5話]
02/06放送

天正10(1582)年。
江(上野樹里)は正室と嫡男を失った家康(北大路欣也)にお悔やみの手紙を書いた。
やがて、家康から書状が届き、江は信長(豊川悦司)に再会するため、京へ向かう。

その頃、安土にいた信長は光秀(市村正親)を責め、領地を没収すると宣言。
森蘭丸(瀬戸康史)は信長になぜそんなに光秀に冷たく当たるのかと尋ねる。
信長にとっては光秀への期待の大きさ故のことだった。
だが、蘭丸はその気持ちが光秀に伝わるものか、不安に思っていた。

江は家康から信長の上洛が遅れているので、大阪の千宗易(石坂浩二)のもとで休むよう提案されていた。

6月2日未明。
光秀は軍を率いて、本能寺を囲んでいた。
不穏な空気を察した信長だったが、時すでに遅し。
護衛の者たちは次々と討たれていく。

信長は境内に火を放つよう明治、蘭丸と主殿の奥へ消えていく。
信長は蘭丸に自分の首や骨、髪の1本も残すなと命じた。

ついに本能寺は炎とともに崩れ落ち、光秀は高笑いする。

江は悪夢を見て目をさまし、家康に声を掛ける。
それとほぼ同時に、家臣から本能寺で謀反が起こったことが伝えられた。

このまま大阪にいては江の身も危なく、家康とともに馬で伊賀越え。
慣れない乗馬で必死に走っていた江の目の前に、信長の幻が現れた。

信長は江に「そちは生きよ」と告げると、姿を消した──。
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キャスト
江 / 上野樹里(うえのじゅり)
浅井三姉妹の三女。天真爛漫で好奇心旺盛な性格。
三度目の結婚でのちに二代将軍となる徳川秀忠のもとへ嫁ぐと、
年下の夫を支えて夫婦二人三脚で太平の世を築いていく。
茶々 / 宮沢りえ(みやざわりえ)
浅井三姉妹の長女。妹思いで優しく物静かだが、母・市に似て、時に周囲を驚かす気性の激しさを秘めている。
天下人・豊臣秀吉の長男・秀頼を生んだ。
秀吉の死後、徳川家と敵対して苦境に立たされる。


初 / 水川あさみ(みずかわあさみ)
浅井三姉妹の次女。江とはことあるごとに喧嘩ばかり。
涙もろく感激屋で、惚れっぽい性格。
名門・京極家の京極高次と結婚。
大阪の陣では姉・淀と妹・江のために和平交渉に奔走する。

佐治一成 / 平岳大(ひらたけひろ)
織田信雄の家臣で尾張・大野城の城主。
江の最初の夫となる人物。母は信長の妹・犬で、江ら三姉妹の従兄弟。
代々知多半島を領地として持ち、伊勢の海で随一の水軍を率いている。
羽柴秀吉 / 岸谷五朗(きしたにごろう)
農民から関白へと上り詰め、日本統一を成し遂げた人物。
信長を崇拝している人たらしの天才。
秀吉の野望が江たち三姉妹の生涯に大きな試練をもたらす。
おね / 大竹しのぶ(おおたけしのぶ)
秀吉の正室。女好きの秀吉にいつもあきれているが、陰ながら支えている。
市を失った三姉妹を母のように温かく迎える。
父の仇である秀吉が嫌いな江も、おねには好意を抱いている。
徳川家康 / 北大路欣也(きたおおじきんや)
信長、秀吉と並ぶ戦国時代の英傑。
後に征夷大将軍となり、徳川幕府の礎を築いた。
信長の時代から秀吉亡き後まで、浅井三姉妹の生涯に深く関わる。

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