花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜卒業式&7と1/2スペシャル
[第10話]
09/04放送

芦屋瑞稀(堀北真希)が女であると知った中津秀一(生田斗真)は、衝撃を受けて、今まで自分が瑞稀にしてきたことにたいして、激しく後悔する。

そんな折、学園では『桜咲&ブロッサム「エドワード・J・ハリソン杯」舞踏会』が開催されることになる。これは、桜咲学園とブロッサム学園から選ばれた男女7組のペアで踊る舞踏会で、社交性を身につけるのが目的で開かれるのだという。ベストカップルに選べられると商品がもらえるということで、生徒たちは早速、準備に取り掛かった。
そこに、練習帰りの佐野泉(小栗旬)がやってくる。いつもなら素通りするはずの佐野だが、何を思ったか準備を手伝うと言い出し、周囲を驚かす。

翌朝、瑞稀は犬の散歩を兼ね、佐野とともに、佐野が強化合宿に参加することになった桃郷学院に向かう。すると、その前に一台のバスが止まり、なかから佐野の弟・森(大東俊介)ら強化選手が降りてきた。次の瞬間、佐野は最後にバスから降りてきたひとりの男に目を奪われる。その男性は、佐野と森の父親である佐野岳彦(杉本哲太)だった。

イベントの準備に忙しい学園に、ブロッサム学園の数人が食中毒で倒れたとのニュースが伝わる。舞踏会を控え、7組必要なカップルが5組しか揃わなくなるという。結局、足りない女子の分を桜咲学園の生徒が女装して補うことになる。

そこにやってきた中津は、ドレスを着て女装した瑞稀を見つける。瑞稀は猿渡教頭(宇梶剛士)から指名をうけていたのだ。瑞稀が
男だって女だって、瑞稀は瑞稀だと心を決めた中津は、瑞稀の手を取り踊り始める。

一方、佐野は、森に桃郷学院に岳彦がいる理由を尋ねる。すると、神楽坂真言(城田優)が来て、岳彦こそがこの強化練習の提案者だと言う。森は「5年前みたいに逃げ出すなよ」と佐野に言い捨て、出て行く。佐野は言葉を失ったままグラウンドにやってきた。そんな佐野に気づき、笑いかける岳彦。しかし、佐野は父親を一瞥しただけで、そのまま歩き去った。

寮に戻った佐野に、瑞稀は「おやじさんのことはどうなった?」と聞く。すると佐野は「そのことは気にすんな。何とも思ってないから」と笑う。その後、瑞稀がシャワーを浴びているとき、中津が部屋にやってくる。中津は佐野に瑞稀が女であることを知っているのか聞こうとしたが、言い出せず、ごまかしてしまった。
中津は保健室に行き、梅田(上川隆也)にたとえ話をして、瑞稀のことを相談する。「先生だったらどうするか?」と聞くと、梅田は「口が裂けてもいわない。そうすればずっと一緒にいられる」と答えた。その答えに納得した中津は自分の心の中だけでにおさめてこうと思う。

練習を終えた佐野に岳彦が「あれがおまえの言ってた高跳びか!」と聞く。佐野が無視して行こうとすると、岳彦はさらに続けた。「そうやってまたおれから逃げ出すのか!」と。佐野は振り返り、「あんたの練習が辛くて逃げたんじゃない。オフクロを見殺しにしたあんたが憎くて家を出たんだ」と言い捨てる。

ひとりでダンスのステップ練習をしている瑞稀のもとに、原秋葉(紺野まひる)がやってきた。そして佐野の家族が集結していたことを話し、「あの親子の間に何があったか教えてあげようか?」という。佐野の父親は高跳びの元オリンピック選手で家庭をかえりみないタイプだった。そして母親が事故に遭ったときにも顔を出さず、そのまま息をひきとってしまったのだという。佐野はそのことをうらんでいたのだ。

瑞稀は帰ってきた佐野に「何かあったんだろ? オレじゃ頼りないか?」と尋ねる。そんな瑞稀に佐野は「親父となんかあったとしても、おまえがここで待っててくれると思えばふんばれる」と微笑む。

そして舞踏会当日。
瑞稀の女装姿があまりにかわいくてドキドキする中津だったが、2人は無事にダンスを終えた。そして、無事にベストカップル賞を受賞した! 商品は金の延べ棒チョコレートだったが。

一方、寮に戻ってきた佐野のところに、岳彦が訪ねてくる。その2人の姿を窓越しに見てしまった瑞稀は、その場に駆けつけ、立ち聞きしてしまう。る。
「今さら父親ヅラなんてするな」という佐野に、「おまえの気持ちはわかる」という岳彦。しかし佐野は「オフクロがあの時、どれだけあんたの名前を呼んでたかしらないだろう」と責める。岳彦は涙もみせず、翌日には普通に仕事にでかけたのが佐野には許せなかったのだ。佐野が去ったあと、瑞稀は岳彦に、自分は佐野のルームメイトだと名乗り、話をする。そして、「自分が佐野でも許せないと思う」と告げる。さらに去っていく岳彦に向かって、「本当に佐野のお母さんが亡くなったとき、泣かなかったんですか」と聞くと、岳彦は「ああ、息子たちの前ではな」とつぶやき、去っていった。

瑞稀が部屋に戻ると、佐野に「一人にしてくれないか」と言われる。瑞稀が「オヤジさんとちゃんと話したほうがいいと思う」と言うと、「いいかげんにしろ! だったら余計なことすんな!」と佐野は瑞稀をどなりつける。そして、「おまえにはおれの気持ちなんてわかんないし、わかってほしくもねえ」と言って、部屋を飛び出していってしまった。

佐野が出て行くのをみかけた中津は、瑞稀の部屋に行く。と、瑞稀は佐野に余計なことを言ってしまった後悔で、泣いていた。中津はそんな瑞稀の姿がたまらず、うしろから抱きしめてしまう。そして、言った。「オレにしとけよ。おまえが誰を好きでも構わない。おまえのことが好きだ」と。
09/18 第12話


09/11 第11話


09/04 第10話


08/28 第9話


08/21 第8話


08/14 第7話


08/07 第6話


07/31 第5話


07/24 第4話


07/17 第3話


07/10 第2話


07/03 第1話

キャスト
佐野泉 / 小栗旬(おぐりしゅん)
桜咲学園2年生。中学時代には高跳び選手として将来を有望視されていたが、ある事件をキッカケに高飛びを止めた。一応、陸上部に籍はおいているが、活動はせず体育の授業もサボっている。
クラスメイトであり、寮では同室になった瑞稀をうざいと思うが、次第に「決して諦めないパワー」に影響されていく。酒にめっぽう弱く、料理や菓子に入っている微量の酒でも酔ってしまい、誰彼構わずキスをするいう一面も。
芦屋瑞稀 / 堀北真希(ほりきたまき)
アメリカ帰りの帰国子女で、桜咲学園2年生に編入。中学生の頃、当時、将来を有望視されていた高跳びの選手・佐野泉が跳ぶ姿を見て感動し、ファンになる。
しかし、佐野が自分のせいで高跳びを止めたことを知り、「もう一度跳んでもらいたい」と日本に帰国。本当は女だが、さらしで胸をつぶし、全寮制の男子校に“男”として編入する。佐野とはクラスメイトで、寮でも同室。性格は、底抜けに明るく、感情表現もストレート。スポーツ万能で、特に足が速い。
中津秀一 / 生田斗真(いくたとうま)
桜咲学園2年生。スポーツ万能なサッカー少年で、瑞稀、佐野のクラスメイトであり、親友。
瑞稀が女であることには気づいていないが、なぜか恋心を抱いてしまい、自分はホモなのではと真剣に悩んでいる。
賑やかでお調子者だが、ムードメーカーでもあり、友達思いで、熱く純粋な気持ちの持ち主。芯も強く、一度決めたことは決して曲げない。瑞稀に対しての思いも、自分で納得してからは真っ直ぐに向かっていく。
ジュリア / 美波(みなみ)
瑞稀の親友で今もアメリカに住んでいる。
今回の来日の目的は瑞稀をアメリカに連れて帰ること!!
しかし、佐野に想いを寄せている瑞稀の気持ちを知って彼女はある作戦を実行するのであった。

中津かの子 / 萬田久子(まんだひさこ)
中津の母親。プロのサッカー選手になりたいという中津を何とか大阪に連れて帰り、実家を継がせてたいと考えている。
そんな母親に対し中津は、ある試合で勝ったら諦めてくれと彼女に提案するのであった。
難波南 / 水嶋ヒロ(みずしまひろ)
桜咲学園3年生。瑞稀、佐野、中津らが生活している第二寮の寮長でもある。女の子が大好きな学校一のプレイボーイ。外見と行動はナンパだが、中身は男気あふれており、後輩思いでもある。強いリーダーシップがあるため、寮生からも信頼されているが、特に2年生の中央からは、熱狂的に好かれている。第一、第二、第三の三寮長からなる“花桜会”のメンバーとして、生徒会長的な役割も果たしている。
関目京悟 / 岡田将生(おかだまさき)
桜咲学園2年生。瑞稀、佐野、中津らのクラスメイト。
一見すると知的でクールなキャラだが、実はナンパ大好き。だが、いつも「いい人ね」で終わってしまう。陸上部の部長でありながら、陸上に打ち込めずにいたが、困難を乗り越えて高跳びに復帰する佐野や、何事に対しても全力投球の瑞稀らと接しているうちに、少しずつ本気で向き合うようになる。
中央千里 / 木村了(きむらりょう)
桜咲学園2年生で、瑞稀、佐野、中津らのクラスメイト。顔が命の美少年。自分と同じ“かわいい系”の瑞稀をライバル視し、最初は何かと嫌がらせをしたりもするが、やがて仲良しになり、瑞稀にさまざまな悩みを相談するように。しかし、そのほとんどは難波の話題ばかり。ただ、本人曰く、ホモではなく「難波先輩は特別」だとか。難波に近づこうとする聖ブロッサム学園の女子たちを片っ端から蹴散らしていく。
萱島大樹 / 山本裕典(やまもとゆうすけ)
桜咲学園2年生で、瑞稀、佐野、中津らのクラスメイト。中津とは同室。
霊感少年で人のオーラが見え、瑞稀に恋心を抱く、中津のオーラを興味深く観察している。かつては、その不思議な能力から周囲に気味悪がられていたが、唯一、普通に接してくれたのが中津だったのだ。何に対しても余計な詮索も口出しもせずに、じっと人の話を聞き、本当に必要なときだけ、そっと手を差し伸べるタイプ。
梅田北斗 / 上川隆也(かみかわたかや)
桜咲学園の保健医。しかし、実は「身体を見るだけで性別が分かる」というゲイ。ただし、男なら誰でもいいわけではなく、未成年には一切手を出さないのがポリシー。瑞稀のことを誰よりも先に「女」だと見破った。女なのに男子校に入ってきた瑞稀が珍しく、しばらくしてから学校に突き出そうと考えている。しかし、次第に瑞稀の佐野への真っ直ぐな思いを知り、誰にも言わずに、その存在を認めることに。やがて、公私にわたり瑞稀が頼る相談相手に。
嵯峨和真 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
第2寮に所属しており、サッカー部の部長として活躍している。
サッカー大好きな中津とつるみ教室では常に盛り上げ役に徹する。
イケメンに加えて接しやすいその性格が評価されておりイケメンランキングでは常に上位に食い込んでいる。
野江伸二 / 五十嵐隼士(いがらししゅんじ)
第2寮に所属しており、マンガアニメ研究会の部長である。
イケメンなのに超アニメおたく!?
どんなことに対しても調子がよくおとぼけ天然キャラ。
趣味でウソ発見器を作ったり、コスプレの衣装を手作りするほど手先が器用なのが取り柄。
北花田航平 / 武田航平(たけだこうへい)
第1寮に所属している。しかし実際は第1寮の落ちこぼれ組。
苦労するのが嫌いで何とか楽に物事を片付けようとする世渡り上手なイケメン君。
花屋敷ひばり / 岩佐真悠子(いわさまゆこ)
聖ブロッサム学園の3年生。
生徒会長を務めており、女王様のようなポジションにいる女の子。
どこかへいく時は“ひばり4”という部下を連れていく。
自己中キャラだと思われがちだが、実は誰よりも周りのことを考えているとかいないとか。
今池こまり / 黒瀬真奈美(くろせまなみ)
聖ブロッサム学園の1年生の女の子。ひばりから特に気に入られているこまりだが、正直すぎる性格が災いして、ひばりに毒舌を吐くこともしばしばある。
原秋葉 / 紺野まひる(こんのまひる)
謎多きカメラマンの女。
どうやら桜咲学園のイケメン生徒の写真を撮りまくり、それをブロマイドとして女子中高生のファンに売っているらしい。
しかし本職もしっかり持っており、普段はファッション関係の一流カメラマンらしい。
ただ、毎日のように学園内にいるので果たして本当に働いてるのかも謎。
ファッションセンスはとにかく強烈である。

花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜卒業式&7と1/2スペシャル特集ページ
ドラマコーナー
ドラマ一覧

サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau