3年B組金八先生〜2007
[第6話]
定期試験の日が近づいてきた。早々に諦める生徒、みんなで一緒に勉強しようと頑張る生徒、様々である。11/15放送
そんななか、里中憲太郎/サトケン(廣瀬真平)はいまだ欠席していた。
ある日、真面目で成績もいい中村美恵子(みーちゃん/藤井真世)がある日、突然髪を金色に染めてきた。これには坂本金八(武田鉄矢)も驚き、「なにか理由があるに違いない」と思う。
理由はあった。いつも、平野みなみ(菅澤美月)とつるんでいて、音楽の趣味や志望校までみなみに合わせていたのだが、クラスメイトから「もっと自己主張しなよ」と言われたのだった。そしてみーちゃんが森月美香(草刈麻有)に、「どうしたら美香みたいになれる?」と聞くと、美香は「自分にウソをつかないこと」と言ったのだ。みーちゃんなりに考えた自己主張の結果が金髪だった。
そんなとき、みーちゃんのもとに、みなみから連絡が入る。一緒にテスト勉強をする約束をしていたのだ。みなみからの「待ちくたびれた」というメールに、ファミレスで別の生徒たちと勉強をしていたみーちゃんは「風邪気味だから」と返事をしてしまう。しかし、別の生徒が送った写メールに、みーちゃんの姿が写っているのをみなみは見てしまう。
試験当日。みなみは徹底的にみーちゃんを無視した。みーちゃんは「ウソついてごめんね。本当に忘れてた」と謝り、「今まで、みなみの言うとおりにしなければいけないと思ってたけど、これが本当の私なの。でも、今でも一番大事な友達と思ってる」と伝える。そんなみーちゃんにみなみは、「じゃあ、私が死ねっていったら死ぬの?」と言い捨て、去る。
しかし、そのあと心配になったみなみは、みーちゃんを必死で探しまわった。しかし、みなみの心配をよそに、みーちゃんはほかの友達と大笑いをしていた。それを見て、みなみは3Bの裏サイトに「死ね」と書きこむ。
翌朝、クラスメイトたちは、みなみに、みーちゃんに謝るよういうが、みなみは受け入れない。
その夜。始まる前から試験をあきらめていた岩崎浩一(真田佑馬)と渡部剛史(岩方時郎)だったが、それでもなんとかしたいと考えたふたりは、職員室に忍び込み、数学のテスト問題を盗もうとする。しかし、その時、屋上から飛び降りようとする3年A組の佐藤の姿を見てしまう! 彼は試験ができなかったから死のうとしているのだった。
次の日、よく説得してくれたと岩崎と渡部は校長室に呼ばれ、佐藤の親からお礼を言われる。クラスでも「ヒーロー」と呼ばれる2人だったが、理由が理由だっただけにどうもこそばゆい。
そんな2人を見て、金八は3Bの生徒たちに、自殺を止めるロールプレイをさせ、「自殺」とういことについて考えさせるのだった。そして最後に、自殺する役をみーちゃんにし、止める役にみなみを指名した。その結果、2人は話し合うことができ、仲直りできた。金八は、頭から出た言葉は人に届きにくいけれど、体から出た言葉は人にきちんと届くと説明する。
そんなとき、岩崎と渡部の数学の試験が同じ点数で、しかも、同じところを同じように間違えていることが発覚する。呼び出された2人は素直に謝るが、今回は自殺者を助けたことに免じて、追試処分となった。
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キャスト
本田知美 / 高畑淳子(たかはたあつこ)坂本金八(さかもときんぱち) / 武田鉄矢(たけだてつや)
東京都足立区立桜中学の3年B組担任。国語の先生。生徒や先生からは金八先生と呼ばれて慕われている。担任のクラス内で起きる様々な問題に体でぶつかって解決へと導いていく熱血先生だ。受験至上主義の学校体制に疑問を持っている。
坂本乙女 / 星野真里(ほしのまり)
北尚明 / 金田明夫(かねだあきお)
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