ライフ
[第7話]
母の文子(真矢みき)は帰ってこない椎葉歩(北乃きい)を心配していた。しかし、仲のいい友人に電話をしようとし、誰と親しいかわからない自分に愕然とする。仕方なく学校に電話をいれる文子。電話に出たのは平岡正子(酒井美紀)だった。08/18放送
廃墟で監禁されている歩を助けに羽鳥未来(関めぐみ)がやってきたが、その未来もアキラ(山根和馬)たちにつかまり、手足をガムテープで動けないようにされてしまう。愕然とする歩に、「おまえたちはおれたちのおもちゃだから」とアキラたちは床に灯油を撒いて抵抗したら火をつけると脅す。その時、アキラの携帯に着信があり、歩は画面に“マナミ”という文字を見てしまう。
その頃、戸田和佳絵(瀬戸朝香)は、佐古克己(細田よしひこ)と話をしていて、歩の不在を心配する平岡正子からの電話に出ずにいた。佐古は「実は椎葉さんにつきまとわれて困っている」と戸田に相談を持ちかける。
一方、歩はアキラたちにまさに襲われかけていた。その様子をビデオカメラで撮られており、歩は必死で逃げ回っていた。その時、ドアが開き、鉄の棒を持った薗田優樹(北条隆博)が現れた。震えながらも歩たちを救おうとする薗田だったが、反対にやられてしまう。
「一人じゃなにもできないくせに」とアキラたちを罵る未来と歩。と、アキラはライターに火をつけ、それを床に落とした。燃え広がる火。そんな中、鎖を外すカギをポケットにしまったまま部屋を出て行くアキラ。薗田はそれを追いかけていき、猛反撃をする。
部屋に残された歩と未来。歩は「絶対にあきらめない!」と未来の鎖を必死に解こうとする。部屋から出られて逃げようとすると、薗田がアキラの首を絞めていた! 慌てて止める歩。立ち上がったアキラは、近づいてきたサイレンの音におののき、逃げていってしまう。
その後、病院で治療を受けた薗田に、「大丈夫?」と聞く歩と未来。薗田は「椎葉さんが来てくれなかったら、おれ、あいつのこと……」と自分の手を見つめる。そんな薗田に、「私たちが助かったのは、あんたが来てくれたからだよ、ありがとう」と未来はお礼を言う。
その時、文子がやってきた。文子は、「よかった……」とそっと歩を抱きしめる。そして、未来と薗田に「歩を助けてくれてありがとう」と頭を下げる。文子が心配してくれたことが嬉しい歩は、文子にプレゼントを渡す。「いつも黒いゴムで止めてるから」と白い花のついた髪飾りだった。文子は「歩はお母さんのことちゃんと見ててくれたんだね。わかってなかったの、お母さんのほうだった」と今までのことを歩に謝る。
一方、愛海(福田沙紀)はアキラと会っていた。「アキラがつかまったら怖い……」という愛海に、アキラは「おれは絶対、おまえのことを言わない。おれがおまえを守るから」と去っていく。そんなアキラの後ろ姿を見ながら、「役立たず……」とつぶやき、アキラの携帯番号を消去する。
翌朝、学校には廃墟の事件の問い合わせが様々なところからきていた。学校側は生徒たちは「交通事故」にあったということにする。
そんな中、前を向いて堂々と登校する歩と未来と薗田。しかし、校内はその噂で持ちきりで、しかも、その中に、主犯は中学の先輩のアキラだという情報もあった。愛海は知らないフリをしていたが、廣瀬倫子(星井七瀬)は、以前に愛海が携帯でアキラと口にしていたことを思い出す。動揺して愛海を避けるようにトイレに立った倫子だったが、その後を愛海が追いかけていく。
そして、歩は携帯の着信に「マナミ」とあったことを確かめるため、愛海を探しに行く。そして、「狩野アキラ知ってるんでしょ? 愛海がしくんだの?」と問い詰める。しかし、「いいがかりはやめて。マナは一切関係ないから」と涼しい顔で言う愛海。そんな愛海に歩がキレた。「私はあんたのおもちゃじゃないんだよ!」。しかし、愛海は「あんたは私のおもちゃだよ、これからもずっと……」とささやく。そして、人の気配を感じた愛海は、いきなりそばの窓ガラスを割り、自分でケガをする。しかし、「歩がマナのことつきとばした!」とみんなの同情を誘う。そこに「歩?」と声をかける未来に、歩は「私、やってない!」と主張する。ちょうどやってきた平岡に保健室に連れていかれる途中、愛海はニヤリと笑って、「ヒロも来てくれる?」と倫子に声をかける。残った戸田は歩に、「もう少し人を思いやったらどう?」と歩をみんなの前で責める。歩は「先生は私の気持ち、考えてくれたことありますか?」と反論する。が、未来がそんな歩の手を引っ張って、みんなの前から去った。
一方、保健室で愛海をした平岡は、歩と何かあったのかと問う。すると愛海は「椎葉さんに嫌われている」とあることないこと平岡に告げ口をする。平岡が去り、愛海と2人きりになるのがこわかった倫子はその場を去ろうとするが、愛海につかまってしまう。そして、「マナはまだ克己くんが好きだし、アキラに克己くんを襲わせたりしてないし、何も命令してないからね。マナはヒロだけを信じてるから。余計なことしゃべったら、今度は顔がずたずたになるかもよ」と倫子を脅す。
そんな時、犯人がつかまったという連絡が学校にあった。歩たちを襲ったのも佐古を襲ったのもアキラだとバレたのだ。平岡からそのことを聞く愛海と克己。克己の前で「よかった。心配してたんだよ」という愛海。
クラスでは、愛海が命令したのではと噂がたつが、倫子は愛海の視線を気にし、「私たち、友達でしょ!」と愛海をかばう。
その頃、歩は未来に、「私、誤解されたままじゃいやだ。疑いを晴らしたい!」と宣言する。その時、校内放送で呼ばれた2人が職員室に行くと、愛海と愛海の父親・大治郎(小野武彦)がいた。そして、大治郎は「この2人を退学処分にしてほしい。こいつらが愛海をいじめているんだ!」と教師たちに言う。あまりのことに唖然とし、何も言い返せない歩と未来だった。
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キャスト
椎葉歩 / 北乃きい(きたのきい)愛称はアユム。西館高校の1年生。父・母・弟の4人家族だが、父親は単身赴任中。
親友である篠塚夕子と同じ高校に入りたいがために夕子に勉強を教えてもらっていたが、高校受験の結果は歩が合格、夕子が不合格という皮肉なもの。逆上した夕子が投身自殺を図ったという精神的に追い詰められた過去を持つ。
明るく、相手の気持ちを思いやれる優しさがある。勉強は好きではないが真面目。勉強ができる弟に劣等感があり、弟ばかりかわいがる母親に対して寂しさもある。人に嫌われるのが怖かったが、未来と出会い、いじめに立ち向かっていくように。逃げない歩の姿勢は、やがてクラスメートの心を動かしていく。
安西愛海 / 福田沙紀(ふくださき)
愛称はマナ。西高の1年2組。お金持ちのお嬢様で、明るく社交的ではあるが、喜怒哀楽が激しく、思いこみだけで他人を振り回す。常に自分がみんなの一番でなくてはイヤだが、恋人・克己からもらったネックレスを大事にする一面も。
歩に誤解を抱き、いじめ始めるが、やがてそれが楽しくなってしまった。幼い頃から両親が忙しく、自宅でひとりでいたため、「ひとり」ということに恐怖心がある。いつも誰かに構っていてほしいと願う寂しがりや。
佐古克己 / 細田よしひこ(ほそだよしひこ)
西高の1年生で愛海の恋人。
表面上は成績優秀で性格もよく、爽やかな笑顔を振りまいている。しかし、裏ではSM写真を集めており、常にデジカメを持ち歩いている。。
愛海とは親の会社の関係で一応、交際をしているが、実は何とも思っていない。父親に頭の上がらない不満を抱えており、歩をその捌け口にしている。何かと目をかけてくれる教師の戸田をうまく利用することも。穏やかに他人の意見を聞いているようで、実は何も受け入れない。
戸田和佳絵 / 瀬戸朝香(せとあさか)
西高1年2組の担任で、担当教科は英語。
教師になった当初は、生徒から信頼されたいと思っていたが、新人の頃に率先してイジメ問題に取り組み、失敗。保護者や同僚、いじめられた生徒にまで非難され、理想だけではやっていけないと思う。そして、面倒なことは避けたい、ことなかれ主義のサラリーマン教師に。
今では生徒への愛情のカケラもない。副担任の平岡の真っ直ぐさが気に入らず、ついきつく当たってしまう。
羽鳥未来 / 関めぐみ(せきめぐみ)
西高の1年生で、歩の憧れの人。寡黙で知的な美人。自分が他人にどう思われているかなど気にしないため、周りとつるむことはない。言葉はきついが、相手の痛みがわかり、自分にも他人にも厳しい。
病気の父に代わり、バイトで生計を立てているため学校は休みがち。キャバクラ、喫茶店、ポスティングなどかけもちで働いているものの、成績は常にトップクラスの努力家。
歩の手助けをし、後にかけがえのない友達となる。
篠塚夕子 / 大沢あかね(おおさわあかね)
愛称はしーちゃん。歩の中学時代の元・親友。頭が良く、面倒見がよいため落ち込んだ人を見ると励ましてあげるお姉さんタイプだった。自分の弱さを人に見せないので、その分、ストレスを溜めてしまう。
西高に入ることが憧れであり目標で、歩の良き理解者であったが、西高に歩だけ受かってしまったことで、彼女に憎しみを抱き、投身自殺(未遂)をはかる。
廣瀬倫子 / 星井七瀬(ほしいななせ)
岩本みどり / 末永遥(すえながはるか)
宇田里絵 / 夏目鈴(なつめりん)
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