マルモのおきて
[第10話]
薫は赤ちゃんの頃の写真に写っているあゆみ(鶴田真由)を見て「おばちゃんはママなの?」と護に尋ねるが、似た人は世の中に3人いるんだ…と護はその場をごまかした。06/26放送
そんな中あゆみから護に連絡があり、子どもたちのことで話があると護を呼び出す。
子どもたちが護の負担になっているのでは…と遠まわしに話すあゆみを、護は必死に避けようとする。
ある日、ムックの飼い主らしき老夫婦が訪ねて来る。護は泣き出す薫と友樹に「ちゃんと元の家族があるなら、返さなくちゃいけない」と教えるが、その言葉を自分に重ねて悩む。
だが笹倉を見てきた護には、子を捨てたあゆみに返すわけにはいかないという思いがあった。
運動会の日、こっそり見に来ていたあゆみに気づいた護は、逃げ出すあゆみを追いかけ一緒に見ようと誘う。薫はあゆみの姿を見て動揺しダンスをド忘れしてしまうが、護が飛び出してお手本を見せ、無事に踊りきった。
あゆみはその姿を見て、自分の出る幕はないと再度確信する。その日の帰り、薫は「おばちゃんはママですか?」とあゆみに尋ねるが、あゆみは「違うよ」と答える。
その夜、笹倉の遺品を見ていた護は、その中にあゆみに宛てた手紙を見つける。
そこには、あゆみを今でも家族だと思っているから、また一緒に暮らさないか…という言葉が書かれてあった。笹倉はとっくにあゆみを許し、家族で暮らすことを望んでいたのだ。
部屋を飛び出し、一人考えていた護を彩(比嘉愛未)が見つける。護は彩に、子どもたちを返す…と話す。笹倉の想い、あゆみの想い、母を求めている子どもたちの気持ちを思うと、護は自分の気持ちを押し殺さなければいけないと考えたのだ。
10/09
次回予告
07/03
第11話
06/26
第10話
キャスト
高木護 / 阿部サダヲ(あべさだを)文具メーカーのお客さま相談室に所属する独身アラフォー男。
親友の死をきっかけに、親友が男手ひとつで育ててきた双子の子供を引き取ることに。
笹倉薫 / 芦田愛菜(あしだまな)
護と一緒に暮らすことになる幼い双子の姉。
両親をなくし、双子の弟の友樹と共にたくましく生きようとするしっかりものの明るい女の子。
笹倉友樹 / 鈴木福(すずきふく)
護と一緒に暮らすことになった双子の弟。
畑中彩 / 比嘉愛未(ひがまなみ)
護が住むアパートの1階の居酒屋「クジラ」の一人娘。
22歳で結婚して専業主婦となるが2年前に離婚。
離婚後にも男性と付き合うがまたも失敗に終わる。
もともとは面食いだが子ども達を預かった出来事がきっかけで高木に興味を持つようになる。
畑中陽介 / 世良公則(せらまさのり)
居酒屋「クジラ」の店主で、護のアパートの大家で、彩の父親。
1階に居酒屋を開いて2階を護に貸している。
子どもたちに対してはじいちゃんのように厳しくも優しく見守る。
牧村かな / 滝沢沙織(たきざわさおり)
あけぼの文具の広報部勤務、才色兼備で仕事ができる女性。社内にファンが大勢いる。
イケメンとばかり付き合っていたが、誠実で不器用だけどおもしろい護に興味を持つようになる。
真島孝則 / 小柳友(こやなぎゆう)
あけぼの文具お客様相談室所属社員。
社員としては護の後輩だが、仕事上は先輩。
護の部屋に来た時、1階に住む彩に出会って一目惚れする。
ムック / ()
双子がひょんなことから拾ってきた犬で、人間の言葉をしゃべる。
幼い双子を優しく見守る一方で護には厳しく、時には説教をすることもある頼もしい存在。
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