モップガール
[第2話]
ある日、桃子(北川景子)は「リトル・エンジェルズ」への異動前に働いていた関連会社のブライダルショーを手伝うことに…。そこで、人気モデルとして活躍する城之内綾乃(酒井彩名)と遭遇する。10/19放送
綾乃は本宮和彦(西村清孝)との挙式を来週に控えていて、美男美女のセレブカップルとして世間から注目されていた。
しかし、そんな羨望の眼差しの桃子の気分が一転。なぜなら綾乃が使用人である神林幸弘(松田賢二)を平手打ちする姿を見てしまったのである。
そんな中、ブライダルショーが始まる直前、控え室で綾乃が殺害されているのが発見される。現場検証の結果、死因は控え室にあったチョコレートに混入された青酸カリによる中毒死。将太郎(谷原章介)と共にモップガール桃子の出動である。
現場に到着した桃子は、警部補の横内淳(マギー)から身近な人物が犯人だという推測を聞かされる。さらに、第一容疑者は婚約相手である本宮であるという。
実は彼、綾乃のわがままに嫌気が差していた上に、犯行時間のアリバイもなかったというのだ。
婚約相手に殺される訳がないと、納得のいかない表情を見せる桃子。そんな桃子が綾乃のブーケを手にした瞬間、桃子は以前と同様の激しい耳鳴りに襲われた。
桃子が目を開けるとやはりタイムスリップ。時間は事件当日の朝であった。
桃子はまたも将太郎を巻き込み、犯行を阻止する為にひた走る。
婚約相手の本宮は浮気する一方、綾乃をストーキングしていた男に直談判しに行ったことを知る。しかも、そのストーカーは桃子の父・隆治(本田博太郎)が経営する大病院に出入りしていたフラワーアーティストの清島徹(浜田学)であった。
桃子と将太郎は真意を確かめるべく清島に直撃。しかし、清島が言うには綾乃はただの友人だったという。その時、清島のポケットから指輪が…。その指輪を寂しく拾う清島であった。
その頃、綾乃はブーケをショーのフィナーレで持つと主張。現地の会場スタッフともめていた。怒りを抑えるよう説得する神林。綾乃はそんな神林を引っ叩き、彼の手をヒールで踏みつけた。その後、桃子たちは綾乃によって会場を追い出されてしまう。
仕方なく桃子は、将太郎と一緒に本宮を尾行することに。その途中、本宮がクリーニングに出していた指輪を受け取るのを見て驚く。その指輪は清島とお揃いだった。一体どういうことなのか!?
桃子らは本宮に綾乃の命が危ないことを告げ、ショー会場へと急ぐ。そこには女装して会場に紛れ込んでいた清島が…。
そう、本宮と清島の2人はゲイ・カップルだったのである。
清島は本宮のことが諦め切れなかったのだ。
だが、殺人未遂で逮捕された清島の言葉に桃子は愕然。彼が仕込んだのはトリカブトだという。
桃子は慌てて控え室へ。「本当の犯人はあなた」と告げる桃子。そう告げられるのは神林であった。
桃子は仕打ち返しに殺す必要はないと神林に言い放つが神林からは意外な答えが…。
「僕は綾乃を愛している…。」
実は、綾乃と神林は相思相愛の仲だったが、神林は地位も経済力もない男。綾乃の父にバレ引き離される運命ならと綾乃は別れを告げたという。
どうやら神林はひとつの愛の表現として、心中を選んだようだ。
桃子はそんな神林に「結婚は一緒に幸せになるために、一緒に苦労すること」と伝えるのであった。
そしてその翌日、スポーツ紙には、綾乃と神林の結婚を報じる記事が躍っていた…。
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キャスト
長谷川桃子(はせがわももこ) / 北川景子(きたがわけいこ)天然系で聞き間違いや言い間違いは日常茶飯事。勝手な思い込みで行動してしまうので、誰かに迷惑をかけることもしばしば…。でも、見た目はナイス・スタイルの美女だから実に惜しい!
本当の目標はウェディングプランナーだった。だから総合商社「エンジェル・ライフコミュニケーションズ」に就職したが、持ち前のおっちょこちょいぶりで、あっという間に関連会社の葬儀社「リトル・エンジェルズ」へと左遷されてしまう。
そんなぶきっちょな桃子だが、本当は大病院「長谷川ウィリアムズ記念総合病院」院長の娘なのだ。
ある時、死者の遺品意触ると時空を超えて過去に戻る、タイムスリーブする能力に目覚める。そして、不幸にも死んでしまった彼らの命を救うために自らの使命を感じる(!?)ようになる。
大の筋肉フェチで、自らもトレーニングに励むが、結果は今ひとつだ…。桃子の上司である大友課長との毒舌の混じるかけあいは絶妙だ!
大友将太郎(おおともしょうたろう) / 谷原章介(たにはらしょうすけ)
葬儀会社「リトル・エンジェルズ」特殊清掃課の課長。イケメンで頭脳明晰なのに残念!すごい毒舌家。カッコイイけど運動が大の苦手なところもイマイチ…。
外国人女性限定の女好き(!?)という変わった好みの持ち主で、桃子(北川景子)に対する毒舌は見ものだ。しょっちゅう対立つしているわりには、桃子には欠かせない協力者となっていく…。
正確は相当歪んでいる気がするが…やっぱりハンサムで目が離せない。
若山朗(わかやまあきら) / 高岡蒼佑(たかおかそうすけ)
葬儀会社「リトル・エンジェルズ」の頼れる社員。営業担当。
とにかくハートが熱いぞ!!体育系のテンションの高さは時として周囲をドン引きさせることも。
スポーツマンにありがちなせっかちで単純な正確。野生の感か(!?)直観に優れていて、他人の嘘は素早く見抜く能力の持ち主だ。
今はまっとうな社会人だが、昔はバリバリの元暴走族・特攻隊長!!
大河内日奈(おおこうちひな) / 浅見れいな(あさみれいな)
桃子(北川景子)の高校時代から腐れ縁が続く(!?)友人。
超忙しい週刊誌の編集部で正社員を目指し、ただ今バイトで検討中!
明るくて誰とでもコミュニケーションがとれる社交家。派手なファッションから遊び人に見られることも…。
桃子のよき理解者でお姉さん的存在だ。
横内淳(よこうちあつし) / マギー(まぎー)
池ノ浦署の警部補。白い扇子をいつも持っている。葬儀社「リトル・エンジェルズ」と馴染みの関係にある。上には弱いが下には威張る性格がなんとも…。
中村環(なかむらたまき) / 渡辺夏菜(わたなべなつな)
葬儀社「リトル・エンジェルズ」社長・東(佐藤二朗)の姪っ子。高校生。
「リトル・エンジェルズ」にバイトに来ている。
どこをどう間違えたら東の姪(!?)なのか、顔も性格もスタイルもまったく似ていない。将太郎(谷原章介)もビビる毒舌を吐くこともある、ある意味スゴイ少女だ。
謎の女性 / 堀まゆみ(ほりまゆみ)
12年前、交通事故で桃子(北川景子)を救助するも、自らが助けて亡くなってしまう。
桃子に謎の言葉を残して死んでしまった謎の女性だ。
片岡未樹(かたおかみき) / 池津祥子(いけづしょうこ)
葬儀社「リトル・エンジェルズ」の社員で経理担当。めったに笑わない、まさに"経理のオバちゃん"という言葉がピッタリの地味女。
でも、その気になれば、ものすごい美人に変身する。「女って怖いねえ…」彼女を見ていると、本当にそんな気になってくる。
人生の酸いも甘いも知り尽くした魔性の女タイプだ。
東重男(あずましげお) / 佐藤二朗(さとうじろう)
葬儀社「リトル・エンジェルズ」の社長。
正義感のある人物だが、長いものには巻かれる。明るくて押も強いところは、さすが社長だ。どうみても仕事をしていない(!?)が、どこか憎めないお得なタイプ。
長谷川隆冶(はせがわりゅうじ) / 本田博太郎(ほんだひろたろう)
桃子(北川景子)の父。大病院「長谷川ウィリアムズ記念総合病院」の院長。かっこいい伯父様タイプ。医療の腕も確かだ。
「ウェディング・プランナーになる!」といって、家を出てしまった桃子をとても心配している。
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