パーフェクトリポート
[第3話]
蒼山(松雪泰子)は結婚の噂のある女優の藤光香奈子(渋谷亜希)とメジャーリーガーの野島勝(窪寺昭)の映像を集めるよう命じられる。10/31放送
だが、蒼山は8年前に起きた現金輸送車襲撃事件にに関する記事が気に掛かる。
当時、銃で足を撃たれた警備員が先月亡くなったが、息子の正行(屋根真樹)が、逃走中に事故死した犯人の松田(岡田義徳)を民事で訴えようとしていたのだ。
やがて、逃走中に死んだ松田が劇団員で、主役に抜擢された舞台の初日に強盗をしていたことが分かる。
蒼山と桃井(遠藤雄弥)は松田の母・公子(佐藤直子)のもとへ。
公子が趣味で焼き物をやっていて、松田にも渡していたと知る。
その後、8年前の事故現場に行った二人は、毎年事故の日になるとコーヒー豆が置かれているという情報を入手する。
さらに、事故を起こしたバイクの同乗者が松田のバッグを持って逃走したことも分かった。
蒼山は松田が当時交際していた理恵子(吉田羊)と会った。
松田が当時、毎晩遊び歩いていて、家には帰ってこなかったと言う。
その後の調べで、松田は演劇評論家に自分が主演する舞台を見に来てほしいと頼んでいたと分かる。
毎日、夜通しで稽古をしていたという証言もあり、理恵子の言うこととは違っていた。
蒼山は劇団が借りているスタジオの管理人の今野(木村栄)に話を聞くが、何も知らないと言う。
だが、帰り際に蒼山は今野が管理人室でコーヒー豆を挽いている姿を見かける。
管理人室には松田の母が作ったコーヒーカップも置かれていた。
蒼山は深夜に事故現場で張り込み、コーヒー豆を持ってきた今野と遭遇。
今野は何も言わなかったが、蒼山は何か知っていることがあったら教えてほしいと言ってその場を去る。
翌日、今野が局を訪ねてきて、真実を語ると言う。
自分の努力を人に見せたがらない松田に、今野は劇団に内密で深夜の稽古場を貸し出した。
そこで一緒にコーヒーを飲むうち、親しくなったらしい。
そんな中、松田は今野が現金輸送車を襲撃していることを知った。
当日、松田は今野の後を追い、事故を起こしてしまう。
その時、松田は今野に自分が持っていたバッグを託したのだという。
カメラの前で全てを語り終えた今野は蒼山にバッグを渡し、警察に出頭していった。
蒼山はそのバッグを理恵子に届ける。中に入っていたのは松田からの婚約指輪だった。
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キャスト
青山叶 / 松雪泰子(まつゆきやすこ)キャピタルテレビジョン(CPTV)に勤めるアラフォーの報道ウーマン。
一見すると美人で仕事がバリバリできる才色兼備。
その中身は超まっすぐで、一つのことをやり始めると
そればっかりでほかのことを考えられなくなるカタブツ独身女。
報道魂は一流だけど、組織人としては最低。
新入社員のころに取材した未解決事件だけを入社以来15年間
どこに異動しても追い続けているせいで、会社からお荷物扱いされている。
ある日エリート集団の社会部を追い出され、
「遊軍取材班」と名付けられた落ちこぼれ記者たちの掃きだめである
取材チームのキャップに任命される。
奥澤緑 / 相武紗季(あいぶさき)
入社3年目・バラエティ専門の人気女子アナ。
「彼女にしたいアナウンサー」毎年No.1の人気者。
タレント気質が激しく、アナウンサーでありながら報道の知識はゼロ。
ある夜アナウンス室でたまたま深夜自分しかいなかった時に
読むことになった緊急ニュース特番の原稿を間違いまくったため、
上司から「報道で勉強して来い」と、3カ月間の期限付きで遊軍取材班に送りこまれた。
赤坂衆 / 小出恵介(こいでけいすけ)
入社6年目の元政治部記者。
世渡り上手で、今の若者をリアルに反映したような無駄なことはやらない主義の男。
オンエアに乗らないニュースなら取材する意味なしというドライな考え方で、
事あるごとに蒼山とぶつかる。
黄田功 / 要潤(かなめじゅん)
映画の撮影カメラマン志望。
事件・事故の現場で常にゆったりとした画を撮って使い物にならなかった、
偏屈な映画監督気取りの報道カメラマン。
白石弘 / 小日向文世(こひなたふみよ)
一見人は良さそうなのに、知りたい情報をゲットするためには取材対象者すらも笑顔でだますため、
取材先からクレームが絶えず、遊軍取材班に飛ばされたオヤジ記者。
桃井祐 / 遠藤雄弥(えんどうゆうや)
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