パーフェクトリポート
[第10話]
12/19放送

早苗(小林涼子)が何者かに襲われた。
遊軍取材班の取材を受けたことがきっかけだとされ、蒼山(松雪泰子)は謹慎処分になる。

取材は黒井(平山浩行)の指示だったはずだと、赤坂(小出恵介)は抗議。
だが、蒼山の処分は彼女が自ら言い出したものだという。
彼女は遊軍取材班に責任が及ばないよう、一人で全てをかぶったのだ。

早苗の見舞いに行った蒼山(松雪泰子)は姉の素子(村川絵梨)に聞き込みをする。
早苗は1ヶ月前に大学の図書室で倒れたことがあるという。
業者が図書館の空調の点検をしていた日のことらしい。

遊軍取材班の面々は休暇届を出し、太陽のキーホルダーに関する取材を続ける。
やがて、白石(小日向文世)が、太陽のキーホルダーを持っている少年を発見した。
遊軍取材班が集まる喫茶店に現れた蒼山に、桃井(遠藤雄弥)はそれを報告。

キーホルダーは雑貨屋のオープン記念パーティーで、11年前に配られたものだった。
だが、オープン翌日、経営者は自宅の火事で死亡し、店はそのまま閉店していた。

その夜、早苗が意識を取り戻し、素子から蒼山に連絡が入った。
早苗は2年前の足立区女性殺人事件の時に聞いた鼻歌を、空調点検業者の人間が歌っていたと証言。
その業者の人物は藤原(中村靖日)という男性だと分かる。

その後の調べで藤原は火事で死んだ雑貨店経営者夫妻の子だったことも分かる。
この遊軍取材班の取材がきっかけで、早苗を襲った藤原が逮捕された。

藤原の自宅が火事になった時、偶然通りがかった光輝(木村了)の母親・成美(中村真知子)がそれを撮影していた。
テレビ局からビデオを貸してほしいと頼まれた成美は、それに応じる。
藤原は自分たちの不幸を広めたと、成美のことを恨み、居場所を突き止めて殺害したのだ。

一方、早苗の母親は交通事故現場から逃げる犯人を携帯電話で撮影。
やはり、テレビ局にその映像を貸し出していた。
藤原はテレビ局に映像を提供した人間という共通点だけで、早苗の母を殺したのだ。

全ては解決し、奥澤(相武紗季)はアナウンス部へ。
紫村(小柳友)は社会部のカメラマンになり、赤坂(小出恵介)はワシントン支局で活躍。
遊軍取材班の面々もいつものように、取材に駆け回っていた。
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キャスト
青山叶 / 松雪泰子(まつゆきやすこ)
キャピタルテレビジョン(CPTV)に勤めるアラフォーの報道ウーマン。
一見すると美人で仕事がバリバリできる才色兼備。

その中身は超まっすぐで、一つのことをやり始めると
そればっかりでほかのことを考えられなくなるカタブツ独身女。

報道魂は一流だけど、組織人としては最低。
新入社員のころに取材した未解決事件だけを入社以来15年間
どこに異動しても追い続けているせいで、会社からお荷物扱いされている。

ある日エリート集団の社会部を追い出され、
「遊軍取材班」と名付けられた落ちこぼれ記者たちの掃きだめである
取材チームのキャップに任命される。
奥澤緑 / 相武紗季(あいぶさき)
入社3年目・バラエティ専門の人気女子アナ。
「彼女にしたいアナウンサー」毎年No.1の人気者。
タレント気質が激しく、アナウンサーでありながら報道の知識はゼロ。

ある夜アナウンス室でたまたま深夜自分しかいなかった時に
読むことになった緊急ニュース特番の原稿を間違いまくったため、
上司から「報道で勉強して来い」と、3カ月間の期限付きで遊軍取材班に送りこまれた。

赤坂衆 / 小出恵介(こいでけいすけ)
入社6年目の元政治部記者。
世渡り上手で、今の若者をリアルに反映したような無駄なことはやらない主義の男。

オンエアに乗らないニュースなら取材する意味なしというドライな考え方で、
事あるごとに蒼山とぶつかる。
黄田功 / 要潤(かなめじゅん)
映画の撮影カメラマン志望。

事件・事故の現場で常にゆったりとした画を撮って使い物にならなかった、
偏屈な映画監督気取りの報道カメラマン。
白石弘 / 小日向文世(こひなたふみよ)
一見人は良さそうなのに、知りたい情報をゲットするためには取材対象者すらも笑顔でだますため、
取材先からクレームが絶えず、遊軍取材班に飛ばされたオヤジ記者。
桃井祐 / 遠藤雄弥(えんどうゆうや)
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