それでも、生きてゆく
[第2話]
癌で亡くなった父・深見達彦(江本明)の意志を継ぎ、妹の命を奪った三崎文哉(風間俊介)を殺そうとやってきた深見洋貴(瑛太)。洋貴は文哉を見つけ駆け寄ろうとするが、文哉の妹・遠山双葉(満島ひかり)に邪魔されて見失ってしまった。07/14放送
文哉がタクシーで走り去った後、洋貴は双葉に「なぜ今まで文哉の居場所を探さなかったのか」と詰め寄る。答えられない双葉に洋貴は「さらに犠牲者が出る」と言ったが、その言葉を双葉は否定した。洋貴は双葉に「これからは敵だ」と言い立ち去ろうとした。そんな洋貴に双葉は自分の連絡先を書いたメモを渡そうとするが、洋貴は受け取ろうとしなかった。しかし双葉は強引にメモを渡した。
深見・遠山家への嫌がらせは続いていて、一家は逃れるようにまた引越しをした。引越し先に着いた途端、警官がやってくる。この近所に住む女の子が行方不明になっているというのだ。警官の言葉に、双葉は洋貴が言った「さらに犠牲者が出る」という言葉が蘇ってくる。
達彦(江本明)の葬儀を終えた後、洋貴は弟・耕平(田中圭)が養子入りした日垣家から食事に誘われた。日垣家では耕平だけでなく、母・野本響子(大竹しのぶ)も暮らしていた。日垣家に行く前に、洋貴は耕平に“妹を殺した少年A・三崎文哉に遭った”ことを話す。耕平は「そのことは母に話すな」と固く口止めされるが…洋貴は、つい話そうとしてしまい、気まずい雰囲気が流れた。
そんなある日、双葉が洋貴の釣船屋を訪ねて来る。双葉は、今、女の子が行方不明になっていて、防犯カメラに写っている犯人像が文哉に似ている事を告げる。洋貴と双葉は、少女が行方不明になった三日月山の湖に出かける。
三日月山の湖の周囲はうっそうとした雑木林になっていた。そこで洋貴は「なぜ文哉が亜季(妹=信太真紀)を殺したのか」尋ねた。双葉は答える事が出来なかったが、兄・文哉のことを思い返すうちに、文哉が優しい兄だったことを思い出し、それを話した。双葉の言葉を聞いた洋貴は、逆上し、「妹と同じめに遭わせてやる」と、双葉を地面に押し倒した。しかし双葉は抵抗ぜず「加害者家族となってから、死にたいとも生きたいとも思ったことはない」と言うのだった。洋貴は双葉を残して去っていった。
その後、行方不明だった少女が無事保護されたというニュースが流れる。
その頃、双葉は未だに三日月山の湖のほとりをさまよっていた。湖岸には真っ赤なひなげしがの花が咲いていて、その花を見た双葉は“ある事”を思い出し泣いてしまう。そこに洋貴が戻ってきて、少女が保護された事を伝えた。双葉は洋貴に、「文哉がまだ誰かを殺すかもしれない」と言い出した。双葉は、自分が文哉に首を絞められそうになったことを思い出したのだ。そして「自分が死んでいれば亜季は殺されなかったかもしれない」と洋貴に言うのだった。
山から戻った双葉と洋貴は、夏祭りに来ていた響子と出会う。
09/15
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第1話
キャスト
深見洋貴 / 瑛太(えいた)中学生の時、友人に7歳の妹を殺害された兄。
母親から妹の世話を頼まれていたが約束を守らず事件が起こってしまい、自責の念を抱えている。
家庭が壊れてしまってからは父親と暮らすが、父親の死に際にその思いを知り、それを受け継ぐように15年の時を経て行動に出る。
遠山(三崎)双葉 / 満島ひかり(みつしまひかり)
洋貴の妹を殺害した少年Aの妹。加害者家族として引越を繰り返しながらひっそりと生きてきた。
兄のことが大好きで、殺人を起こしたことが信じられなかった。
引越しを繰り返すがその度に嫌がらせが続き、被害者家族が嫌がらせをしているのではないかと思い、
洋貴に辞めてもらうようお願いするため近づく。
洋貴の家族の思いを間近で知り、加害者家族である自分の立場に戸惑い始める。
雨宮健二(三崎文哉) / 風間俊介(かざましゅんすけ)
中学時代の洋貴の友人で、洋貴の妹を殺害した少年A。現在は名前を変えて社会復帰している。
保護司の紹介である果樹園農家に住みこみで働いているが、家族の誰とも連絡をとっていない。
妹・双葉に偶然出会ってからはコンタクトを取り始める。
果樹園農家の娘・真岐に好意を持たれるが、彼の過去を知る女性がやってきてバランスが崩れてしまう。
日垣耕平 / 田中圭(たなかけい)
洋貴の弟で、殺害された少女の兄。事件当時は小学6年生だった。
現在は日垣の婿養子となっており、妻と1歳の子どもがいる。
家族が崩壊したのは父親のせいだと憤り、兄・洋貴のふがいなさに反発する。
日垣家に恩を感じており、家族と母親のためにも事件を忘れようとしている。
遠山(三崎)灯里 / 福田麻由子(ふくだまゆこ)
双葉・健二の妹で現在中学3年生。
事件直後に生まれたため、当時のことを知らず少年Aである兄の面影もまったく知らない。
詳しいことを両親が語ってくれず、冷静に装うものの不満を抱えている。
兄を慕う姉を理解できない。
遠山(三崎)隆美 / 風吹ジュン(ふぶきじゅん)
加害者である健二と、双葉・灯里の母親。
良妻賢母で、夫の駿輔に従って生きてきた。
駿輔の提案もあり、子どもたちのためにも離婚して旧姓を名乗るが、家族一緒に行動している。
家族を守るために、健二のことは忌避している。
実はある秘密を抱えているが、胸中に秘めていようと決意した。
野本(深見)響子 / 大竹しのぶ(おおたけしのぶ)
殺害された少女と洋貴、耕平の母親。夫の言動に対する不信感のあまり離別し、
現在は次男の耕平が婿養子に入った家に同居している。
何事にも動揺しないほど心無い状態で生きており、母親ならではの殺された娘に対する懸念を胸に抱えている。
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