有閑倶楽部
[第3話]
生徒会のメンバー・有閑倶楽部の部室(生徒会室)に、魅録(赤西仁)や可憐(鈴木えみ)が親しくしていた学園の先輩・吉乃川あゆみ（入山法子）が姿を見せる。週末に行われる自分の結婚式にぜひ列席して欲しいと招待状を渡しに来たのだ。10/30放送
なんと、あゆみの結婚相手は神亀グループの社長。玉の輿結婚だった。
清四郎(横山裕）、美童（田口淳之介）、野梨子(香椎由宇）、可憐(鈴木えみ）、悠理(美波)らが笑顔で祝福するなかで、魅録（赤西仁）だけはムッとした顔をしている。
実は、あゆみには、近々独立して寿司屋をオープンする予定の玉司聖二(忍成修吾)という恋人がいた。
魅録はてっきり2人が結婚するものと思っていたのだ。
そんなある日、魅録は清四郎から白藤組組長(黒沢年雄）が襲われて入院したと知らされる。
見舞いに行った魅録に、組長は「組の後継者になってほしい」と頼む。――どうやらこの事件で弱気になっているらしい。
魅録は断ると組長は「組をたたみ、全財産を過去に愛した女に産ませた娘にやるつもりだ」という――既に遺言状も書いたそうなのだ。
あゆみの結婚式が迫るなか、魅録は聖二に会いに行く。聖二の気持ちを確かめるためだ。
聖二は「あゆみが突然、神亀社長と結婚すると言ってきたので諦めた」という。
本当は、あゆみのことをまだ愛しているが、吉乃川商事の娘であるあゆみと自分はつりあわないと引け目を感じているのだ。
土曜日。有閑倶楽部のメンバーがあゆみの結婚式場に向かうと、どうも様子がおかしい。
ウエディングドレスを着たあゆみが式場を抜け出そうとして周囲の人に捕まっている。
――あゆみは聖二の元へ行こうとしていたのだ。
実は、あゆみは吉乃川家を守るために結婚を決意した。
傾いた吉乃川商事を再建させるため「あゆみと結婚したい！」と、彼女との結婚を望んだ神亀社長からの申し出を受け入れたのだ。全ては吉乃川家のために――。
実はあゆみは養女だった。彼女は自分を大切に育ててくれた義父母の吉乃川夫妻を助けたいという一心で望んでもいない結婚を承諾した。でも、イザとなると、脚が勝手に聖二へと向かってしまう…。
花嫁の気が変わるのを恐れた新亀社長は、結婚式前の控え室で強引にあゆみに署名・捺印をさせた。そのうえ、結婚式場の出入り口の全てに人を配置してあゆみが外に逃げられないように見張らせる。
「あゆみを聖二に合わせてあげたい!!」
――有閑倶楽部のメンバーは、あゆみが式場を抜け出し、聖二に会わせる計画を立てる。
「結婚式までもう時間がない。無理よ！」落ち込むあゆみに有閑倶楽部のメンバーは自信をもって言うのだった。
「不可能を可能にするのが有閑倶楽部ですから――」
野梨子、美童、清四郎がウエディングドレスに着替える。
「3人があゆみの替え玉になり館内の見張りをかく乱している間に、魅録とあゆみを式場から脱出させる」計画は、清四郎の計画どおり着々と成功していた。
ところが偶然にも、清四郎がこの結婚式の真実を知ってしまう。
清四郎が潜んでいるところに、突然、白藤組組長と新亀グループの幹部がなだれ込んで来て、「この結婚式を今すぐとりやめろ！」と争い出したことで発覚する。
あゆみは白藤組組長の実の娘だったのだ。
あゆみが組長の全財産を相続したことを知った新亀社長は、その全財産欲しさに、あゆみに結婚を申し込んだのだ。
暴力団と組んで麻薬の売買をしていることを知っていた白藤組組長は「娘をそんなところに嫁がせるわけにはいかない」と、乗り込んだのだった。
危うく殺されそうになった白藤組組長を清四郎は助ける。
魅録とあゆみに来るように伝え、はじめて親子の対面をさせるのだった。
「白藤組組長の財産をあゆみが相続した後、組長を殺害し、時機を見計らってあゆみも殺して組長の莫大な財産を乗っ取る」
とても許すことのできない計画を知った魅録と清四郎は、襲い掛かってくる新亀グループの用心棒たちを次々と片付けていった。
一方、あゆみの身代わりとなって結婚式に出ていた野梨子は、新亀社長に”誓いのキス”を求められ、「不潔ですわ!!」と、社長の頬を思い切り引っ叩いていた。
そして、可憐や美童、悠理とともに式場を逃げ出し、魅録たちと合流する。
「婚約届けを取り戻さなきゃ!! 」
婚姻届に署名・捺印したことを思い出したあゆみは婚姻届を取り返そうとするが、婚姻届は野梨子たちを追って駆けつけてきた新亀社長の元へ…。
大喜びする社長に悠理の飛び蹴りが炸裂！
ヒラヒラと落ちてきた婚姻届を悠里はムシャムシャと食べてしまった…。
＊＊＊＊＊
ここは聖プレジデント学園の生徒会室兼有閑倶楽部の部室。
「あの時のお礼に…」と、有閑倶楽部のメンバーに自慢の寿司を握っている――。
聖二とあゆみは結婚し、寿司屋を営んでいた。
めでたし、めでたし!!
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聖プレジデント学園の生徒会副会長。父親は警視総監の松竹梅時宗。母親は魅力的な千秋さん。警視総監の息子ながら、裏事情にも精通していて知人も多い。メカに強く、ドライビングテクニックはプロ級の腕前。トライアンフという大型バイクが愛車だ。ヘルメットの「369（ミロク）」の文字がいいね！
筋が通らないことは大嫌いでちょっと近寄りがたい雰囲気が漂っているが、実際には友情に厚くて人望が厚い。有言実行でクールなところが魅力だ。
毛並みが自慢のコリー犬、愛犬・男山の散歩が日課だ。
スウェーデン大使の息子で金髪が美しいクォータ。勉強よりも恋！ 抜群のルックスの持ち主で超ナルシストな一面もあり、バラの花びらを浮かべたお風呂がよく似合うところがスゴイ！
女性にはどこまでも優しく、口説き落とす自信100％のプレイボーイ。社交ダンスやテニスなど、女の子と楽しめるスポーツは何でもできる。可憐との社交ダンスは周囲の人をウットリさせる。
聖・プレジデント学園の生徒会長。大病院・院長の息子。頭脳明晰で運動神経も抜群。高校生とは思えない冷静が魅力で有閑倶楽部の司令塔的存在だ。味方につければ頼もしいが、敵に回せばどんな策略が待っているか…怖い！ 医学や薬学の知識も豊富だ。柔道・空手などの武道も得意。 野梨子とは幼なじみだ。
父は日本画家、母は茶道の家元。由緒ある家柄の娘で、自らも日本舞踊と茶道は師範級の腕前。清四郎とは幼なじみだ。
悪いことは許せない真っ直ぐな性格。控えめで目立たないタイプだが、派手なメンバーのなかではとても新鮮な存在で男子生徒にとてもモテルが、残念ながら潔癖症で男嫌い。 成績優秀――でも、運動がすごく苦手。
母は宝石商を経営。高校生離れしたナイス☆バディーが自慢のセクシー高校生。学園内の男子ファンは多いの波当たり前で社交界のオジさまにもファンが多い(!?）。目標は玉の輿にのることで、そのための努力は惜しまない。その美貌に磨きをかけるだけでなく、料理に裁縫、ダンスだってそつなくこなす。母ひとり子ひとりの母子家庭に育つ。華やかな性格の反面、涙もろいところもあり、自分と同じ境遇の人には思わず肩入れしたくなったり…。
有閑倶楽部ではダンス部に所属。美童とダンスをする姿は周囲をウットリさせる。色仕掛けはお手のもので、自称「私に振り向かない男はいない」（!?）。
大富豪・剣菱家の娘。成金と言われようが、とにかくすごーいお金持ちなのだ。運動神経抜群のケンカ好き＆めっぽう強い！ 頭で考えるより即行動というタイプ。ちょっと動くとすぐにお腹が空いてしまう食欲の持ち主。見た目はカワイイのに行動はまったく女の子らしくない。男の子よりも女の子のファンが多い。有閑倶楽部内では、すっかり男扱いだったり…。
父と母のキャラクターも強烈。大富豪でありながら農作業が大好きの父・万作は娘・悠里にとっても甘い。娘のピンチには金と腕力で強力にバックアップする！ 一方、母・百合子は元々メイドさんだったので、今でもメイド・コスプレが大好き♪波乱万丈な人生を歩んできたらしく（！？）肝がすわっていて、ちょっとのことではビクともせず、怒るとメチャ怖い！
剣菱悠理の父。剣菱財閥の会長というスゴイ人なのだが、大富豪でありながら農作業が大好きで、麦わら帽子に作業服姿がピッタリ。とにかく大・大・大邸宅。自宅に広大畑を持って、万作に憩いの場所になっている。豪快＆ほのぼのとしたキャラクター。
娘のピンチには金と腕力で強力にバックアップする！余りにも大富豪でお金の感覚は普通の人とちょっと違う…家の門構えを見てもわかるが、やはり成金っぽい（！？）
悠理の母。剣菱財閥会長・万作の妻。
もともとメイドさんだったので、今でもメイドコスプレがお気に入り♪ もちろんお掃除も大好きで、メイド服に着替えてはせっせと家の掃除をする働き者。超玉の輿にのったにもかかわらず、浪費もしないしっかり者。そんな百合子に万作はメロメロだ。ただ、怒ると物すご〜く怖くて、万作も悠理も怖くて近寄れない。
魅録の父。警視総監でかつては“鬼の時宗”と呼ばれていた人物。口ひげがトレンドマーク。悠理の父・万作と幼なじみ。
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6834131007Y41011
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6834131007Y41011
