有閑倶楽部
[第6話]
11/20放送

いつものように暇を持て余している有閑倶楽部では、可憐(鈴木えみ)が野梨子(香椎由宇)に向かってケンカを売っていた。
原因はファンからのラブレターだ。手紙の総量を量ってみると、野梨子のほうが可憐よりもラブレターの数がチョッピリ多いらしい――。
野梨子の男嫌いは筋金入りで、ラブレターは読まずにゴミ箱に捨ててしまっているところも、可憐のカンに触るのだ。

根っからの男嫌い・野梨子が、下校中に不良グループに絡まれたところを助けてくれた裕也(小山慶一郎)に一目ぼれをする。裕也も純粋でひたむきな野梨子の態度に惹かれるようになっていく。
母親が病気で倒れ、母の入院や治療諸々の金策に困った裕也は、ヤクザのサブロー(脇知弘)や金剛(橋本さとし)と組んで、国宝級の掛け軸である「雪月花」を盗む犯罪に手を染めてしまう。

しかし、強奪した「雪月花」の作者が白鹿清州(篠井英介)で野梨子の父親だと知った裕也は金剛から掛け軸を取り返そうする。
一方、魅録、清四郎(横山裕)、美童(田口淳之介)、可憐、悠理(美波)ら有閑倶楽部も野梨子の父親の掛け軸がなくなったことで、犯人を捜していた
目撃者による犯人の似顔絵などから裕也が犯人の仲間だとわかり愕然とする。

ある夜、裕也に呼び出された野梨子は「雪月花」を奪ったことを謝り、必ず取り返すと誓うが…そこに魅録が現れ、「野梨子を巻き込むんじゃねえ」と裕也を一喝する。
野梨子と魅録に犯罪の片棒を担いだわけを説明し、「雪月花は必ず取り返す」と裕也は真剣だ。
裕也が本当に掛け軸を取り戻そうとしていることを知った魅録は、彼の持つ情報網を使いサブローの居場所を突き止める。魅録が乗り込もう席を立ったとき、「魅録を巻き込むわけにはいかない」と、裕也は魅録を殴り倒して一人で掛け軸を取り返しに行くが…。

意識が戻った魅録の携帯が鳴る。サブローたちを見張っていた魅録の仲間からの連絡で、裕也が捕まって拉致されたというのだ。
裕也を助けに魅録と野梨子はバイクで現場に向った。

現場には大勢のヤクザがいて、いくらケンカが強い魅録でもなかなか裕也のもとにたどり着けない。野梨子は隙をみて裕也が監禁されている場所を覗くと、裕也はたくさんの暴力団に囲まれて乱暴されていた。
魅録は入り口にいた3人のヤクザを相手に一人で戦っていて手一杯だ。

ここは私が助けなくては…

野梨子は恐る恐るそばにあった鉄パイプを握り締め、裕也を助けようとしていた。
そこへ清四郎(横山裕)、美童(田口淳之介)、可憐(鈴木えみ)、悠理(美波)がやってくる。

「不可能を可能にするのが有閑倶楽部ですから――」

美堂が部屋の電気を消した隙に、魅録と清四郎、悠理が部屋の中の敵を倒し、裕也を人質にして逃げようとした金剛を美童のお手柄(!?)で取り押さえ、野梨子の父の掛け軸「雪月花」は、無事に取り戻すことができた。

裕也は魅録の父・松竹梅時宗(鹿賀丈史)の口利きで地方の工場に働けることになる。
高速バスにのる別れ際、裕也は野梨子をそっと抱き寄せておでこに軽くキスをする。
そしてバスに乗り込むと一度も振り向かずに旅立つのだった。

駅前で野梨子を待っていた、魅録、清四郎、美童、可憐、悠理ら有閑倶楽部のメンバーは、明るくも優しく野梨子を迎えるのだった。

こうして《男嫌い・野梨子の初恋》 という一大事件は 終わり、有閑倶楽部のメンバーは、いつものように退屈を持て余している。
そして、可憐が毎日楽しみにしているラブレターの数は、相変わらず可憐よりも野梨子のほうがチョッピリ多い日が続いたそうだ。めでたし、めでたし!

12/18 第10話


12/11 第9話


12/06 第8話


11/27 第7話


11/20 第6話


11/13 第5話


11/06 第4話


10/30 第3話


10/23 第2話


10/16 第1話

キャスト
松竹梅魅録(しょうちくばいみろく) / 赤西仁(あかにしじん)
聖プレジデント学園の生徒会副会長。父親は警視総監の松竹梅時宗。母親は魅力的な千秋さん。警視総監の息子ながら、裏事情にも精通していて知人も多い。メカに強く、ドライビングテクニックはプロ級の腕前。トライアンフという大型バイクが愛車だ。ヘルメットの「369(ミロク)」の文字がいいね!

筋が通らないことは大嫌いでちょっと近寄りがたい雰囲気が漂っているが、実際には友情に厚くて人望が厚い。有言実行でクールなところが魅力だ。

毛並みが自慢のコリー犬、愛犬・男山の散歩が日課だ。
美童グランマニエ(びどうぐらんまにえ) / 田口淳之介(たぐちじゅんのすけ/KAT-TUN)
スウェーデン大使の息子で金髪が美しいクォータ。勉強よりも恋! 抜群のルックスの持ち主で超ナルシストな一面もあり、バラの花びらを浮かべたお風呂がよく似合うところがスゴイ!

女性にはどこまでも優しく、口説き落とす自信100%のプレイボーイ。社交ダンスやテニスなど、女の子と楽しめるスポーツは何でもできる。可憐との社交ダンスは周囲の人をウットリさせる。
菊正宗清四郎(きくまさむねせいしろう) / 横山裕(よこやまゆう)
聖・プレジデント学園の生徒会長。大病院・院長の息子。頭脳明晰で運動神経も抜群。高校生とは思えない冷静が魅力で有閑倶楽部の司令塔的存在だ。味方につければ頼もしいが、敵に回せばどんな策略が待っているか…怖い! 医学や薬学の知識も豊富だ。柔道・空手などの武道も得意。 野梨子とは幼なじみだ。
白鹿野梨子(はくしかのりこ) / 香椎由宇(かしいゆう)
父は日本画家、母は茶道の家元。由緒ある家柄の娘で、自らも日本舞踊と茶道は師範級の腕前。清四郎とは幼なじみだ。

悪いことは許せない真っ直ぐな性格。控えめで目立たないタイプだが、派手なメンバーのなかではとても新鮮な存在で男子生徒にとてもモテルが、残念ながら潔癖症で男嫌い。 成績優秀――でも、運動がすごく苦手。
黄桜可憐(きざくらかれん) / 鈴木えみ(すずきえみ)
母は宝石商を経営。高校生離れしたナイス☆バディーが自慢のセクシー高校生。学園内の男子ファンは多いの波当たり前で社交界のオジさまにもファンが多い(!?)。目標は玉の輿にのることで、そのための努力は惜しまない。その美貌に磨きをかけるだけでなく、料理に裁縫、ダンスだってそつなくこなす。母ひとり子ひとりの母子家庭に育つ。華やかな性格の反面、涙もろいところもあり、自分と同じ境遇の人には思わず肩入れしたくなったり…。

有閑倶楽部ではダンス部に所属。美童とダンスをする姿は周囲をウットリさせる。色仕掛けはお手のもので、自称「私に振り向かない男はいない」(!?)。
剣菱悠理(けんびしゆうり) / 美波(みなみ)
大富豪・剣菱家の娘。成金と言われようが、とにかくすごーいお金持ちなのだ。運動神経抜群のケンカ好き&めっぽう強い! 頭で考えるより即行動というタイプ。ちょっと動くとすぐにお腹が空いてしまう食欲の持ち主。見た目はカワイイのに行動はまったく女の子らしくない。男の子よりも女の子のファンが多い。有閑倶楽部内では、すっかり男扱いだったり…。

父と母のキャラクターも強烈。大富豪でありながら農作業が大好きの父・万作は娘・悠里にとっても甘い。娘のピンチには金と腕力で強力にバックアップする! 一方、母・百合子は元々メイドさんだったので、今でもメイド・コスプレが大好き♪波乱万丈な人生を歩んできたらしく(!?)肝がすわっていて、ちょっとのことではビクともせず、怒るとメチャ怖い! 
剣菱万作(けんびしまんさく) / 片岡鶴太郎(かたおかつるたろう)
剣菱悠理の父。剣菱財閥の会長というスゴイ人なのだが、大富豪でありながら農作業が大好きで、麦わら帽子に作業服姿がピッタリ。とにかく大・大・大邸宅。自宅に広大畑を持って、万作に憩いの場所になっている。豪快&ほのぼのとしたキャラクター。

娘のピンチには金と腕力で強力にバックアップする!余りにも大富豪でお金の感覚は普通の人とちょっと違う…家の門構えを見てもわかるが、やはり成金っぽい(!?)


 
剣菱百合子(けんびしゆりこ) / かとうかず子(かとうかずこ)
悠理の母。剣菱財閥会長・万作の妻。

もともとメイドさんだったので、今でもメイドコスプレがお気に入り♪ もちろんお掃除も大好きで、メイド服に着替えてはせっせと家の掃除をする働き者。超玉の輿にのったにもかかわらず、浪費もしないしっかり者。そんな百合子に万作はメロメロだ。ただ、怒ると物すご〜く怖くて、万作も悠理も怖くて近寄れない。
松竹梅時宗(しょうちくばいときむね) / 鹿賀丈史(かがたけし)
魅録の父。警視総監でかつては“鬼の時宗”と呼ばれていた人物。口ひげがトレンドマーク。悠理の父・万作と幼なじみ。


有閑倶楽部特集ページ
ドラマコーナー
ドラマ一覧

サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau