櫻井翔「謎解きはディナーのあとで」ドラマ放送から1年で受賞した賞って何!?
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櫻井翔クン主演で2011年の10月クールにフジテレビで放送された連続ドラマ「謎解きはディナーのあとで」が「第29回ATP賞テレビグランプリ2012」でドラマ部門優秀賞を受賞したことが分かりました。

「日本アカデミー賞」などに比べると聞き覚えのない、この「ATP賞」とは一体どんな賞なのでしょうか。

「ATP」とは社団法人全日本テレビ番組製作社連盟のことで、国内の主要なテレビ番組制作会社が加盟している社団法人です。

そのATPが1984年に設立したのが今回の「ATP賞」で、視聴者側ではなく創り手側である制作会社のプロデューサーやディレクターが審査委員となって優れた作品を選ぶという、いわゆる賞レースとはまた違った意味合いのある賞なのです。

ドラマ部門・ドキュメンタリー部門・情報バラエティ部門の3つのジャンルで作品を募集し、そのなかからグランプリ・最優秀賞・優秀賞が選ばれます。

視聴者とは違った観点から面白い番組や良質な番組を選出している賞といえます。

櫻井翔クンが毒舌執事を、北川景子さんがお嬢様刑事を演じた「謎解きはディナーのあとで」は、ドラマ部門から選ばれた4本の優秀賞受賞作の1つに選ばれました。

残念ながらも逃してしまったドラマ部門の最優秀賞はBS朝日で放送された「王様の家」が選ばれています。

優秀賞には「謎ディ」のほか、「下町ロケット」(WOWOW)、「つるかめ助産院」(NHK)、「七人の敵がいる!ママたちのPTA奮闘記」(東海テレビ)の3作品が名を連ねています。

視聴者投票などが入る賞レースだと、上位作品をファン数の多いジャニーズタレント主演のドラマが占めるという現象がよく起きますが、このATP賞にはそういった要素はありません。

番組を制作するいわば"現場の人間"が認めた作品のみが受賞できるのです。

ドラマはちょうど1年前に放送されていた「謎解きはディナーのあとで」が、思いがけず1年越しで賞を受賞。

2013年公開予定の映画版の大ヒットの前兆…かもしれません。
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