★テイラー・スウィフト、過去音源の権利が売却され「何も知らされなかった」(2020/12/15)
現地時間16日、テイラー・スウィフトが自身のツイッターで声明を発表。レコード会社を経営するスクーター・ブラウン氏が、テイラーの過去のマスター音源やビデオ、アルバムアートなどの権利の100%を投資会社「シャムロック・ホールディングス」に売却したことを公表した。テイラーはスクーター氏の弁護団が秘密保持契約によって自身を黙らせようとし、何も知らせずに権利を売却したのは今回が2度目であると強く非難した。
テイラーは2004年にレコードレーベル「ビッグ・マシーン・レーベル・グループ(BMLG)」と契約を結んだ。その際、キャリアをスタートするための前払い金の引き換えとして、同レーベルが最初の6枚のアルバムのマスター音源を所有する権利を認めた。
ジャスティン・ビーバーを見出したことで知られるスクーター氏は、タレントマネージャーのほか起業家や投資家としても活躍、2019年には「ビッグ・マシーン」を買収した。それに伴いテイラーの作品のほとんどの権利を手に入れたが、以来2人は音源の権利をめぐる大きなバトルに巻き込まれることとなった。
声明でテイラーは、スクーターの弁護団から「ポジティブなことでない限り、私はスクーター・ブラウンに関して一切口を開きません」と書かれた秘密保持契約書へのサインを求められたと明かした。テイラーはここ1年間、マスター音源を取り戻すために必死に取り組んでおり、彼女のチームはスクーター氏側と交渉することを試みていたという。しかしテイラー側が「ビッグ・マシーン」の財務状況を確認する暇もなく、永遠に彼女を黙らせる契約書にサインするよう求められたと非難している。
テイラーの弁護団は「普通であるとは言えず、金銭を支払って暴行的態度をとる告発人を黙らせる時以外、このような契約書は見たことはない」と述べているという。
音楽業界ではマスター音源を所有することにより、楽曲やアルバムのオリジナル録音の使用をコントロールできる。再リリースやボックスセット、広告やストリーミングサービスでの利用なども含まれるため、大ヒット曲の権利を所有することで莫大な金額を稼ぐことが可能となる。楽曲の著作者または共著者であるテイラーは現在も出版権を所有するため、マスター音源を利用するスクーター氏の試みを拒否する権利を持つことになる。
テイラー側が「シャムロック・ホールディングス」に連絡したところ、スクーター氏は条件に基づいたうえで今後何年もテイラーの過去の音源による利益を受け取ることになるという。最後にテイラーは、過去の音楽の再レコーディングを開始しており「店頭でのサプライズを期待してほしい」とファンに伝えた。
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011