"楽天･星野"早くも始動!? 斎藤隆を再建の切り札として獲得か!?

来季､星野仙一･前阪神シニアディレクターの監督就任が決定的な楽天が､ブレーブスからフリーエージェント(FA)になった斎藤隆投手の獲得へ動いていることがわかった｡

今季､4年ぶりに最下位に沈んだ楽天｡
その大きな要因となったのが､抑え投手の不在だ｡

シーズン開始当初は福盛が抑えとして期待されたが右ヒジの故障で早々と離脱｡
その後は､川岸､小山らを起用したが安定した成績を残すことはできなかった｡

西武･シコースキーが33セーブ､ソフトバンク･馬原が32セーブ､ロッテ･小林宏が29セーブと上位チームが絶対的守護神で接戦をものにする中､楽天は5投手で26セーブ｡
最後の最後で逆転を許す試合が多く見られた｡

来季の抑え候補にはMAX164キロ右腕のモリーヨの名前が挙がっているが､こちらも右ヒジの故障でシーズン中に離脱しており不安を抱えている｡

そこで浮上したのが､日米通算131セーブを誇る斎藤だ｡
斎藤は今季､ブレーブスでセットアッパーとして56試合に登板｡2勝3敗1セーブ､防御率2.83と安定した成績を残した｡
FAとなり本人はメジャーでのプレーを希望しているが､球団関係者は､
｢その気持ちがどれくらいのものなのか､調査します｣(サンケイスポーツより)
と獲得へ前向きな姿勢を示した｡

チームは星野氏の親交の深い､田淵幸一氏をヘッド兼打撃コーチで招へいするなど､"楽天･星野"誕生へ着々と準備を進めている｡

仙台市生まれで､東北高-東北福祉大卒の斎藤｡
チーム再建へ､地元のスターが重要な存在となりそうだ｡

(2010年10月21日)

その他のBASEBALLニュース