松坂大輔がシーズン中に異例の緊急帰国! 腱移植手術の可能性も

右ひじ痛で故障者リスト(DL)入りしている米大リーグ･レッドソックスの松坂大輔投手が24日､米国から緊急帰国｡
米地元紙では､チームドクターとは違う別の医師の診断を受けるのではなどと報じられており､様々な憶測が飛び交っている｡

帽子を目深にかぶり､空港のロビーに降り立った松坂｡
報道陣の姿を見つけると､
｢勘弁してください｣(スポーツ報知より)
と口を閉ざしたが､日本での再検査については､
｢ないです｣(同)
と即答した｡

松坂は今月17日に磁気共鳴画像装置検査を受けた結果､右ひじの内側側副靭帯と屈筋群に異常があることが判明｡
メジャー5年目で6度目のDLを余儀なくされ､
｢ショックだった｡ほかの人の意見を聞いてみるのも手｣(同)
とセカンドオピニオン(第2の意見)を受ける可能性を示唆していた｡

フランコーナ監督は23日のインディアンス戦後､松坂の緊急帰国について､
｢個人的な事情｣(同)
と説明｡
しかしその一方､再渡米後には肘手術の世界的権威であるルイス･ヨーカム医師による精密検査を受けることを明かした｡

これまでに何度も腱移植手術を成功させてきたヨーカム医師は､黒田や福留など日本人メジャーリーガーの執刀も多く担当｡
肩､肘の故障の恐さを知り尽くしているだけに､同医師が松坂に手術を勧める可能性は十分にありそうだ｡
松坂自身も長く現役を続けることを目標としており､DL決定後には､
｢2回目がないように対処を考えていく必要がある｣(スポニチアネックスより)
と話していた｡

だが､仮に腱移植手術に踏み切った場合､復帰には8～12カ月を要する｡
今季中どころか､来季開幕にも間に合わない可能性が浮上するのだ｡

今月末にも再渡米するという松坂｡
果たして､ヨーカム医師はどのような診断を下すだろうか｡

(2011年5月25日)

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