快投を続けるダルビッシュにメジャーが熱視線! ｢昨年よりも商品価値が上がった｣

先日終了した｢日本生命セ･パ交流戦｣で､3試合連続完封､46イニング連続無失点という驚異的な投球を披露した日本ハム･ダルビッシュ有投手｡
24日時点で防御率は1.39､8勝と奪三振率9.96はリーグトップの数字だ｡

快投を支えているのが､オフに徹底的なウエートトレーニングで鍛え上げたという強靭な肉体｡
体重が昨年より10キロ増加したことで下半身が安定し､球威とコントロールが格段にアップした｡

楽天の山口哲治チーフスコアラーは､
｢球質が重くなった｡体をうまく使えるようになり､制球も良くなっている｣(時事ドットコムより)
とお手上げ状態｡
そして､今季のダルビッシュを､
｢『メジャー仕様』になった｣(同)
と評価している｡

昨オフ､ポスティングでのメジャー移籍が噂されたダルビッシュ｡
最終的には単年5億という条件で日本ハムに残留したが､ダイヤモンドバックスが獲得に向け8000万ドル(約65億6000万円)を用意したと報じられるなど､その注目度の高さを改めて証明した｡

今季もメジャーのスカウト陣はダルビッシュを徹底マーク｡
4試合連続完封がかかっていた15日の阪神線には､ブレーブスとツインズのスカウト陣が視察に訪れていたという｡

メッツの大慈弥功環太平洋担当部長は､快投を続けるダルビッシュを､
｢理想のフォームになりつつある｡一つ一つの球種に磨きがかかり､投手の完成形に近づいた｣(同)
と高く評価｡
別の関係者も､
｢昨年よりも商品価値が上がった｡彼は別格｡先発が足りない球団には､喉から手が出るほど欲しい存在｣(同)
と話しており､今オフもメジャーから熱烈なラブコールが届くのは間違いない状況だ｡

かつて､
｢もしメジャーリーグに行くってなるくらいやったら僕は野球を辞めます｣
と日本球界に対する強い思い入れを語っていたダルビッシュ｡
日本ではほぼ敵なしの状態だが､この思いに変化はないのだろうか｡

(2011年6月25日)

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