巨人が7連勝でついに借金完済! 内海乱丁も打線が強力援護!

【横浜 7-8 巨人横浜スタジアム】
巨人は10日､乱打戦を制して今季初の7連勝｡
約2ヵ月ぶりに勝率を5割に戻し､2位阪神とのゲーム差を｢0.5｣に縮めた｡

巨人の先発はリーグ最多11勝を挙げているエース･内海｡
しかしこの日は制球に苦しみ､毎回のように走者を背負う苦しい投球が続いた｡
結局､内海は5回1/3､7安打4失点で降板｡
試合後は､
｢リズムが悪いし､粘らないといけないところで粘れなかった｣(スポニチアネックスより)
と反省を口にした｡

それでも､今の巨人は打線が絶好調｡
エースの不調をしっかりとカバーしてみせた｡

二回､高橋由の連夜の9号ソロで先制すると､四回にはキャプテン･阿部が11号2ラン｡
五回には坂本の26試合ぶりとなる11号ソロも飛び出し､最後はここ3試合で打率.462と絶好調の藤村が遊撃へ適時内野安打を放ち試合を決めた｡

前半戦､"飛ばない"と言われる統一球に苦しんだ巨人打線｡
後半戦を前に主力選手たちはポイントを前に置く､あるいはフォロースルーを大きくするなど､個々で対策を練った｡
その結果､前半戦終了時に2割3分だったチーム打率は､この日で2割4分にまで上昇｡
2009年9月以来の7連勝で､7月7日に最大10あった借金をついに完済した｡

原監督もチームの上昇ムードに､
｢少々のミスも､(誰かが)カバーできるようになってきた｣(スポーツ報知より)
と手応えを感じている様子｡
本来の"打ち勝つ"野球を取り戻した巨人が､ヤクルトの独走かと思われたセ･リーグを面白くしていきそうだ｡

(2011年8月11日)

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