オリックスが元阪神･井川を獲得へ! 元恩師･岡田監督が早くもラブコール!

リーグ4位に終わったオリックスが､米大リーグ･ヤンキースに所属する井川慶投手の獲得に乗り出すことが3日､分かった｡

2006年オフに阪神からヤンキースへ移籍した井川は､1年目こそ14試合に登板したが､その後はマイナー暮らし｡
5年契約の最終年となる今季もメジャー昇格はなく､2A､3Aで20試合に登板して3勝2敗1セーブ､防御率3.86という成績だった｡

井川は来季以降も米国でのプレーを希望していたが､ここにきて周囲には､
｢米国に残りたいが､すぐにオファーが来るわけではないし･･･｣(スポニチアネックスより)
などと漏らし､
｢家族もいますから｣(同)
と日本球界復帰も示唆していたという｡

一方のオリックスは､エース･金子千を筆頭に､寺原､西､木佐貫､フィガロら右の先発陣はリーグ屈指だが､左の先発は今季8勝を挙げた中山のみ｡
最終戦でクライマックスシリーズ進出を逃した今季の屈辱を晴らすためにも､左腕の補強は必要不可欠だ｡

井川はすでにヤンキースからFAとなっており､この日午後1時1分をもって､日米全球団の交渉が解禁となった｡
これまで水面下に調査を続けてきたオリックス側は､
｢球界のルールにのっとって獲得へ､いの一番に乗り出したい｡岡田監督からもぜひ欲しいとの要望を受けている｡球団を挙げて､誠意を尽くして獲得交渉に入りたい｣(デイリースポーツより)
とすぐさまコメントを発表｡
阪神時代､監督とエースとして3シーズンともに戦った岡田監督も､
｢ぜひともオリックスの優勝のために力になってもらいたい｡井川はまだまだエースとして投げられる｡それだけの期待をしている｣(同)
とかつての愛弟子に熱烈なラブコールを送った｡

近日中にも自宅があるニューヨークから帰国予定だという井川｡
日本球界復帰となれば複数球団による争奪戦が予想されるが､真っ先に手を挙げた元恩師率いるオリックスへ移籍を決断する可能性は十分にあるだろう｡

(2011年11月4日)

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