阪神･金本､1億4000万円減も復活に手応え! 4番での起用にも意欲!

阪神の金本知憲外野手が19日､西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み､野球協約で定められた減額制限(1億円を超える場合は40%)いっぱいとなる1億4000万減の2億2000万円プラス出来高でサインした｡

金本は今季､右肩痛の影響で連続試合出場が1766でストップ｡
記録が途絶えた後も1軍での出場を続けたが､打率.218､12本塁打､31打点とレギュラーに定着した1994年以降では最低の成績に終わった｡

会見場に姿を見せた金本は､
｢目いっぱい下げられました｡成績がそのまま給料に反映される｡仕方ない｣(中日スポーツより)
とコメント｡
1億4000万減は2009年オフの矢野燿大氏(野球評論家)に並ぶ球団タイだが､その表情に悲壮感はない｡

幸いにことに痛めている右肩の状態は､
｢今が一番いい｡今､開幕してくれたらいいですけど｡ここ2年間では一番いい｣(デイリースポーツより)
とのこと｡
シーズン終了直後から右肩のトレーニングを開始し､
｢投げる方は85%くらい上がってきた｡打つ方はちょこちょこやってるけど､いい打球が飛び始めた｣(同)
と手応えを感じている｡

ここ数年､春季キャンプではスロースタートだったが､今年は違う｡
｢第1クールのどっかでシートノック｡打つ方は第2クールくらいで､逆方向へホームランが打てるようにしたい｣(同)
と宣言し､完全復活へ自信をのぞかせた｡

来季の目標について聞かれると､
｢1試合でも多く出れるように｣(同)
と謙虚にコメント｡
しかしその一方で､弟分･新井を引き合いに出し､
｢どうせ彼はすぐスランプに陥る｡3回くらいはあるでしょう｡そこで(4番を任されたら)分かりましたと言える準備はしたい｣(同)
と冗談交じりながら､4番への意欲も見せた｡

来年4月に44歳を迎える鉄人が､完全復活を目指し､21年目のシーズンを迎える｡

(2011年12月20日)

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