巨人･沢村､上原に次ぐ3700万増でサイン! 来季はダルビッシュ級の投球目指す!

巨人･沢村拓一投手が20日､都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み､3700万増の5200万円で一発サイン｡
巨人の新人では1999年の上原浩治投手(現レンジャーズ)の5300万増に次ぐ大幅アップとなった｡

中央大学からドラフト1位で入団した沢村は､即戦力ルーキーという触れ込み通り､11勝11敗､防御率2.03という好成績をマーク｡
チームで唯一､開幕から先発ローテーションを守り抜き､セ･リーグの新人では1967年の江夏豊以来となる投球回200イニングを達成し､新人王に輝いた｡

初めての契約更改交渉を終えた沢村は､
｢ローテーションを1年間よく守ってくれた､と言われました｡気持ち良く､サインをさせていただきました｣(スポーツ報知より)
と満面の笑み｡
ただ､チームとしては優勝を逃しただけに､
｢優勝できなかったのは僕が貯金を作れなかったから｡優勝だけを目指して頑張りたい｣(同)
と表情を引き締め､来季へ気持ちを入れ替えていた｡

貯金を作れる投手になるべく､今オフは徹底的なウエートトレーニングを敢行｡
17日に挙式した麻季夫人のバランスの取れた手料理もあり､すでに5キロの増量に成功したという｡

また､先月末には尊敬する日本ハム･ダルビッシュ有と合同自主トレを行い､
｢あれぐらいの投手がこのぐらいやっているというのであれば､僕はそれ以上やらなければ､追いつき追い越せない｣(スポニチアネックスより)
と大きな刺激を受けた様子｡
｢ただ勝つんじゃなくて､(打者を)制圧して勝ちたい｡1回から9回まで150キロ以上投げたい｣(同)
と"ダルビッシュ級"の投球を理想に掲げた｡

来季､巨人の先発陣には生え抜きの内海を筆頭に､新加入のホールトン､杉内ら豪華な面々が並ぶことになる｡
沢村は｢2年目のジンクス｣を跳ね除け､真のエースとなることができるだろうか｡

(2011年12月21日)

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