甲子園常連校の闇! 飲酒･喫煙を学校が容認､暴力沙汰も当たり前!?

今月19日､青森山田高校の野球部寮で1年生部員が意識不明となり､搬送先の病院で死亡していたことが明らかになった｡

同校によると､亡くなった1年生部員は18日午後11時すぎ､他の1年生3人と寮の空き部屋で焼き肉を食べていたとのこと｡
それ見つけた2年生部員は注意したあと､亡くなった1年生部員だけを廊下に連れ出し､素手で背中を殴打｡
その直後から1年生部員の意識がなくなったという｡

同校は21日に事故後初めての会見を行い､1年生部員の死因について､
｢(警察が)調査中でしばらく時間がかかると聞いている｡申し上げられない｣(ニッカンスポーツより)
とコメント｡
そして花田校長職務代理は､
｢素人目線だが､体をたたいた痕はなかった｡長期的ないじめから､このようになったとは考えていない｣(同)
と暴行が死に至ったとする考えには否定的な見解を示した｡
なお､野球部は当面の活動を自粛｡部員たちは寮内で待機している状態だという｡

まだまだ不明瞭な部分が多い今回の問題だが､野球名門校での暴力事件は決して珍しいことではない｡
最近では2002年の仙台育英､2005年の明徳義塾が部員の暴力事件で甲子園出場を辞退している｡
上下関係の厳しい高校野球の世界を､あるアマチュア野球関係者はこう語る｡

｢先輩が後輩を殴る蹴るは当たり前の世界｡ひとりの買い食いがバレただけで､連帯責任として同じ学年の部員全員がボコボコにされるという学校もある｣(日刊ゲンダイより)

学校側にとって､甲子園出場は学校の知名度向上に加え､保護者や卒業生から寄付金が集まるなどメリットが大きい｡
それだけに､野球部の不祥事を"見て見ぬふり"で済ますことも多いのだという｡

｢甲子園常連校だった学校では､部員が寮に女を連れ込んで強姦未遂事件を起こしたこともある｡
表向きは禁じられているとはいえ､酒もたばこもやりたい放題｡学校側もそれを分かっていて､『せめて人目のつかない場所で』と､寮内に喫煙部屋が設置してある学校もありますよ｣(同)

高校野球はあくまで"教育の一環"｡
学校側にはこうした問題が二度と起きないよう､管理体制を見直してほしいものだ｡

(2011年12月23日)

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