ソフトバンク､2006年メジャー最多勝のペニーを獲得! 秋山監督も｢期待感でいっぱい｣

ソフトバンクは5日､米大リーグのタイガースからFAとなっていたブラッド･ペニー投手を獲得したと発表した｡
1年契約で年俸は推定2億3000万円プラス出来高｡背番号は｢31｣に決定した｡

1996年にドラフト5巡目でダイヤモンドバックスへ入団したペニーは､2000年にメジャーデビュー｡
2001年に初の二ケタ勝利(10勝)をマークし､2003年には14勝10敗の好成績でチームの世界一に大きく貢献した｡

2004年にドジャースへ移籍してからも先発として活躍し､2006年には16勝で最多勝のタイトルを獲得｡
タイガースでプレーした昨季は､2年振り6度となる2ケタ勝利(11勝)をマークした｡

193センチの長身から投げ下ろす150キロ超の直球と鋭いスプリットが持ち味で､カーブ､シンカー､チェンジアップなど変化球も多彩｡
奪三振はそれほど多くないが､通算与四球率2.87と制球は良く､打たせて取る投球は日本向きと言える｡

今オフに杉内､和田､ホールトンという3本柱が流出したソフトバンクは､西武からFAで帆足を補強｡
さらにメジャー8勝のピント､ドミニカ出身のカストロを獲得したが､ローテーションを1年間守り通せる新外国人投手に絞り､水面下でペニーの調査を続けていた｡

前年にメジャーで10勝以上した投手の来日は､1988年に巨人入りしたガリクソン以来24年ぶり｡
秋山監督は､
｢期待感でいっぱい｡競争が激化し､他の投手もその気になるでしょう｣(スポニチアネックスより)
と満足そうな表情を見せ､王会長も､
｢ローテに入れるピッチャーとして考えている｣(スポーツ報知より)
と期待を寄せている｡

なお､ペニーは8日に宮崎入りし､9日のキャンプ第3クールから合流予定｡
メジャー通算119勝の大物助っ人は､チームを2年連続の日本一に導けるだろうか｡

(2012年2月6日)

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