阪神･藤川､右大腿骨骨挫傷で長期離脱も… ｢思ったより重い症状｣

阪神･藤川球児投手が19日､大阪府内の病院でMRI検査を受け､｢右大腿骨骨挫傷｣と診断された｡
20日に出場選手登録を抹消され2軍で調整する予定だが､最短の抹消期間である10日間での復帰は厳しい状況だという｡

藤川は14日の西武戦で､投球練習中に右膝の違和感を訴え登板を回避｡
17日のロッテ戦では9回に登板したが､1点リードを守れずチームは引き分け｡
自身の直球も146キロどまりだった｡

この日､精密検査を受けた結果は｢右大腿骨骨挫傷｣｡
藤川は､
｢無理していける範囲なのかなと思ったけど(17日の)ロッテ戦もうまくいかなかった｡思ったより重い症状｣(サンケイスポーツより)
と説明｡
全治は明らかにされていないが､最短10日での戦列復帰には､
｢急ぐことも大事だけど､万全の状態でいかないと｣(同)
と否定的な考えを示した｡

痛めた右膝は動きに制限があり､投球に欠かせないひねりの動きができないとのこと｡
患部をかばって投げることで､肩や肘など上半身の故障につながる恐れもあることから､2軍での再調整を選択した｡

藤川はここまで25試合に登板し､1勝1敗12セーブ､防御率1.90｡
代役には中継ぎで安定した投球を続ける榎田､抑えの経験がある久保田などの名前が挙がっているが､投手陣の精神的支柱となっていた守護神が離脱する影響は計り知れない｡

交流戦を9勝12敗3分けと負け越し､リーグでも4位と苦しんでいる阪神｡
22日から再開するリーグ戦でも厳しい戦いを強いられることになりそうだ｡

(2012年6月20日)

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