西武､最下位から約2ヶ月で2位浮上! 菊池が粘りの投球で今季2勝目!

【オリックス 3-9 西武京セラドーム大阪】

西武･菊池雄星投手が15日､敵地でのオリックス戦に先発｡
7回途中を投げ10安打されながらも3失点と粘りを見せ､今季2勝目を挙げた｡

菊池は直球に本来の球威がなく､最速は143キロ止まり｡
さらにその直球が高めに抜け､1､2回にそれぞれ1点ずつ失う苦しい立ち上がりとなった｡

しかし､3回以降は直球を見せ球に変化球で打ち取るスタイルに変更し､7回二死三塁で降板するまで自己最多の8奪三振をマーク｡
味方の大量援護やファインプレーにも助けられ､10安打を浴びながらも今季2勝目を掴んだ｡

シーズン開幕前､今季の目標を｢勝てる投手になること｣と語っていた菊池｡
それだけに､調子が悪い中で白星が付いたことに､
｢調子は良くなかったんですが､粘り強く投げられた｣(スポーツ報知より)
と納得の表情｡
杉本投手コーチも､
｢苦労して勝てたのが､彼にはいい勉強になった｣(同)
と特別な1勝であることを強調した｡

6月9日に首位と10.5ゲーム差だったチームは､この日の勝利で2位に浮上｡
渡辺監督は､
｢まだ気にする時期じゃない｣(同)
と冷静に話したが､その表情は明るかった｡

首位･日本ハムとのゲームはついに｢1.5｣｡
ようやく本来の実力を発揮し始めた西武が､このまま一気に首位浮上となるだろうか｡

(2012年8月16日)

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