中日・吉見、球団35年ぶりの5年連続2ケタ勝利も「内容はひどいの一言」
【阪神 2-5 中日 京セラドーム大阪】中日・吉見一起投手が22日、敵地での阪神戦に先発。
11安打されながらも7回2失点にまとめ、5年連続2ケタ勝利となる10勝目をマークした。
立ち上がりから生命線であるコントロールが乱れ、決して本調子とは言えなかった吉見。
2回に2本の二塁打で失点し、4回には下位打線の連打で2点目を失った。
しかし、2点目を失った直後の1死満塁のピンチでギアチェンジ。
平野を浅い左飛、鳥谷を二ゴロに打ち取り、最少失点で切り抜けて見せた。
昨季、最多勝利と最優秀防御率のタイトルを獲得しながらも、「エース」と呼ばれることを拒み続けてきた吉見。
それは、前監督の落合博満氏から、
「2ケタ勝利を5年続けて初めてエース」(スポーツ報知より)
と叱咤されてきたからだ。
球団では1973〜1977年の星野仙一(現楽天監督)以来35年ぶりとなる5年連続2ケタ勝利を達成した吉見は、
「ひとつの目標だった。達成できてうれしい」(同)
と満足げにコメント。
この日の投球については、
「内容はひどいの一言」(同)
と苦笑いを浮かべたが、調子が悪くてもチームを勝利に導く姿はまさにエースそのものそれだった。
この日は首位・巨人も勝利したため、ゲーム差は5のまま。
偉大な記録を達成し、自他ともに認めるエースとなった右腕は、月末に控える巨人との3連戦に向けて、
「もう負けられない時期。しっかり調整して投げたい」(同)
と気持ちを引き締め、逆転優勝を見据えていた。
(2012年8月23日)
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