梨元勝サンミュージックが、映画「刹那 SETSUNA」をめぐって泥沼の争い!?
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梨元勝(なしもとまさる=65)氏の著書「酒井法子隠された素顔」を原作として制作されている映画「刹那 SETSUNA」。

この「刹那 SETSUNA」は、梨元氏のスタッフが撮影した酒井法子(さかいのりこ=38)の謝罪会見など、実際の映像や写真を使用。

架空の雑誌編集部に所属するバツイチ女性記者の目を通して事件を検証する「ドキュメンタリー・シネマ」になっているという。

公開は来年1月下旬と言われていますが、この映画にサンミュージックが待ったをかけたという。

「酒井の肖像権・パブリシティ権は、酒井本人とサンミュージックにある。今回の映画は報道目的ではなく営利目的なので、その権利を侵害するもの。認めるわけにはいかない」(広報部)

これは、サンミュージックの相澤秀禎相談役が直接梨元氏に電話して主張したとのこと。

まさに、サンミュージック側の本気度がうかがえる話だ。

これに対して、梨元氏は反論。

「映像は僕らが撮影したものしか使わない。それに、映画のテーマは「ストップ・ザ・覚せい剤」。薬物の怖さを伝えるのが目的です。公共性がある映画なのに、肖像権を盾に押さえつけようとするのは承服しかねる」

あくまで酒井の映像を使おうという姿勢だ。

この対決、いったいどちらに分があるのだろうか。

肖像権に詳しい弁護士によると、

「肖像権の中の1つであるパブリシティ権とは、著名人に備わっている、何かをPRしたり商品を出すことによって生むことができる経済的な価値を保護する権利。対価を支払うなどして許諾をえれば問題ありませんが、それがないまま酒井さんの映像を使用するとなると、権利侵害に当たる可能性が高い」

となると、一方的に梨元氏が不利になるのは明らか。

いくらドキュメンタリーとはいえ、映画として公開するのにそのあたりの根回しが終わっていないなんて、お粗末としか言えない。

さて、この騒動、どのように集結していくのか?(古田鉄寿)


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