香取慎吾のN.Y公演のチケット､実はそんなに売れてなかった!? ｢大成功｣はマスコミ用!?

大成功と伝えられた､SMAPの香取慎吾(かとりしんご=32)ニューヨーク初進出のミュージカル公演｢TALK LIKE SINGING｣｡

各報道では､｢NYブロードウェイ初舞台は大成功!｣などと報じられ､脚本･演出の三谷幸喜(みたにこうき=48)とのタッグを賞賛する声が多かった｡

しかし､現実は大成功というわけでもなかったよう｡

観客は日本人ばかり､そして日本人が100ドルで購入したチケットが現地ではたった10ドルで配布されていたという｡

｢そもそも､ブロードウェイ公演と呼ぶには違和感があります｡劇場は､ブロードウェイではなくはるか南方に位置するニューヨーク大学構内のスカーボールセンターで行われたんです｡オフ･ブロードウェイとはいえますがね｣(舞台関係者)

オフ･ブロードウェイとは､500人収容規模クラスの小劇場を指す言葉｡

香取が立った舞台は860席と､中型規模の劇場だったそう｡

｢観客は9割が日本人で､その大半が公演目当ての観光客でしたよ｡2階席は空席ばかりが目立ち､1階席もおおよそ超満員とはいいがたかったですね｡香取さんが間近に見える､という点ではお得でしたが……｣(観劇した在米邦人)

外国人客も多数と報じられてはいたが､実際は米メディアが訪れたプレビュー公演のときだけだったという｡

そして､ニューヨーカーたちが一番びっくりしたのが､公演のチケット代だったのだとか｡

｢日本からツアーで来観光客のチケット代が､100～200ドルだったんです｡劇場の売り場では30ドル､一番高い席でも70ドルでした｡しかも､会場となった大学の学生には10ドルほどで配られていましたからね｡それを､観光客相手に50ドルで譲る学生もいた｣(邦人留学生)

やはり､日本人がアメリカで成功をおさめるのは難しいよう｡

今回はなんとか体裁を保つことができたが……｡(古田鉄寿)