長嶋一茂がミスターに背信行為? お宝グッズを大量売却
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プロ野球・読売巨人軍・長嶋茂雄終身名誉監督(73)の長男で、巨人球団代表特別補佐でもある長嶋一茂(43)が、ミスターの栄光を象徴するトロフィー、使用グッズなどを大量に福井県の収集家へ売却していたことが表面化し、波紋が広がっている。

父親の歴史を、総額数千万円で売却したといわれる一茂への批判や、父子の不仲説の再燃など、騒動の波紋が広がっている。

問題の売却先、福井市のコレクター、山田勝三(65)を「夕刊フジ」が直撃している。

山田は不動産会社社長、大手コンビニ・チェーンの大株主という資産家だ。

JR福井駅からタクシーで4分。『スポーツ・ミュージアム 山田コレクション』には、長嶋茂雄が現役時代、5回獲得したMVPの盾が全て揃っており、一生に一度の新人王のトロフィーも展示されている。

また、長嶋家の私物も多く、一茂の大田区立田園調布中、立教高、立教大の卒業証書がズラリと並んでいるのはオドロキだ。

こうした品々を売却した一茂は、「週刊ポスト」と「週刊文春」で、"背徳錬金術"などと批判されている。

──いったいどれだけのコレクションが

「コレクションは約1万点、うち約5,000点を展示中。

ミスター(長嶋茂雄)のものは1,000点くらいで、そのうち3分の2は(オークションや所有者との直接交渉で)集めた。

残りの3分の1が一茂さんから買ったものです」

──一茂氏とのやりとりが週刊誌で批判されている

「『買ってほしい』といわれた物を買っただけ。

私にとってミスターは神様であり、太陽です。ミスターの物ならなんでも欲しいし、みなさんにも見てほしい。それだけです。

売買はガラス張りで、台帳にすべての購入額、買った日を記録している。税務署に見てもらったときも問題はなかった。やましい所は一点もありません」

──一茂さんとの間で売買が始まったのは

「以前から知り合いでしたが、2004年6月20日に一茂さんから『買ってほしい物がある』と電話がありました」(ちなみにこの時期は、同年3月4日にミスターが脳梗塞で倒れ、6月16日に一茂に双子の女児(ミスターにとっては初孫)が誕生した直後)

──ミスター自身と会ったことは

「何度もありますよ。

最近では今年の11月16日、ゴールデンスピリット賞の表彰式(東京都内)に招かれ、会場でミスターの方から『山田さん、山田さん』と呼びかけていただきました。

監督時代、選手の名前をよく間違えたといわれるくらいなのに、私の名前を呼んでいただいたことには感激しました」

と、山田は売買の正当性を主張している。

しかし、報道によれば、一茂は田園調布の長嶋亭の地下倉庫から、トロフィーなどのアイテムを無断で搬出し、売却したとも。

健康を回復したミスターは、こうした一茂の行動をどんな気持ちで見ていることだろうか、さて?(淺川)


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