国民的時代劇「水戸黄門」がついに打ち切り危機!?

国民的時代劇として親しまれてきた「水戸黄門」がついに打ち切りの危機に立たされているという。

4月12日から第41部がスタートしたばかりの黄門さまご一行に一体何が起きているのか、そのあたりの事情を「日刊ゲンダイ」が報じている。

同紙によると、放送回数がこれまでの2クール(24回)から、1クール(12回)に短縮されたこと、今クール限りで、86年の第16部から25年にわたってレギュラーを務めてきた由美かおる(59)が降板を発表したこと、この2つが打ち切り説の要因になっているという。

もちろんその遠因にあるのは視聴率。

08年1月から半年間放送された第38部は平均視聴率14%台だったものの、第39部は12%台、第40部は10%台と下降の一途…。

72年2月に放映された第9部最終回が43.7%だったことを思えば、目を覆いたくなるような数字だ。

(以下引用)

「第41部の視聴率が1ケタ台になるようだと、いくら国民的時代劇とはいえ、TBSも支えることができない。それに月曜20時というゴールデンタイムにしては視聴者の年齢層が高く、商品の購買に結びつきにくいため、スポットCMが売れない。番組終了もやむを得ないでしょう」(広告代理店関係者)

窮余の策は黄門様の交代か、由美かおるに代わる入浴シーンだが。

「里見浩太朗の後任の6代目黄門様には橋爪功などの名前も挙がっていますが、それでも視聴率が劇的に上がるとは思えない。最近は磯山さやかや三津谷葉子といったグラドルを起用していましたが、数字に反映しませんでした」(制作関係者)

(以上、引用元「日刊ゲンダイ」)

どこかの国の政治のようにトップの顔を変えたり、お色気をウリにしてもしょせんは付け焼刃に過ぎない。折からの歴史ブームもあり、単なる勧善懲悪の時代劇には視聴者は魅力を感じなくなっているのだろう。

だからといってジャリタレや芸人がバカ騒ぎするだけのバラエティやドラマもすでに食傷気味だ。この国のテレビ番組も政治と同じように根本から立て直す時期が訪れたのかもしれない。(松野)
ゆみかおる,由実かおる


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