AKB48 総選挙の投票券が300枚で42万円! 今年も大量に捨てられるCD…

今年もついに開幕した『AKB48 選抜総選挙』｡
4回目となる今年は､エース･前田敦子(まえだあつこ=20)の不出馬で大いに揺れている｡
投票期間は今月23日から来月5日まで｡開票は来月6日､東京･日本武道館で行われる｡

23日夜に発表された｢速報｣では､第2回総選挙で首位獲得の過去を持つ大島優子(おおしまゆうこ=23)が1位｡
昨年3位に大躍進した柏木由紀(かしわぎゆき=20)が2位､昨年5位の渡辺麻友(わたなべまゆ=18)が3位につけた｡

昨年の開票時､大島が｢私たちにとって､票数というのはみなさんの愛です｣と言ったことが話題となったが､年に一度の総選挙はファンにとっていわば"愛の見せどころ"｡
熱狂的なファンは大好きなメンバーに投票するため､CDに封入される投票券を集めるのに必死だ｡
その証拠にCDの売上も好調で､今回投票券が封入されている26枚目のシングル『真夏のSounds good!』は既に160万枚を売り上げようとしている｡

しかし､ファンが欲しいのはあくまでCDではなく投票券｡
大量に購入されたCDの中には一度もプレーヤーで聞かれることなく廃棄されるものも数多くあると予想され､その投票方法を疑問視する動きは年々強まっている｡

また､インターネットオークションにも投票券の出品が多数見られる｡
高額なものでは｢300枚セット42万円｣などがあり､何とも景気の良い世界だ｡

『ロケットニュース24』は､とある30代のファンの声を紹介している｡

推しメン(応援しているメンバー)に上位に入って欲しいけど､捨てるほどCD買うのはどうなんだろうっていつも思いますねえ｡なんていうのかな～､商売としてはわかるけど､曲も聞いてCDも大事にしてこそのファンなんじゃないかな～って思っちゃいますけどね～｡僕は買っても10枚かな｣(引用:ロケットニュース24)

環境問題などが叫ばれる中､いたずらに廃棄物を増やすのは関心できない｡
CDを売り上げれば確かに話題にはなるが､そうまでしなくても､もっとうまいやり方があるのではないかと思ってしまう｡(高橋)