地井武男､一周忌に記念館設立できず! 原因は宗教にハマった兄嫁との確執!?

名俳優･地井武男(ちいたけお=享年70)が亡くなってから､もう1年が経つ｡
晩年は紀行番組『ちい散歩』(テレビ朝日系)で各地を回り､親しみやすいキャラクターが国民的に愛された｡
そんな地井の一周忌に合わせて､地元では記念館をオープンさせる予定だったが親族に猛反対されたのだという｡
『女性セブン』が報じている｡

｢権利問題もありましたが､どこに記念館を作るのかというのが大きな問題となったんです｡
最初はずっと空き家になっていた地井さんの実家にしようと､実行委員会は考えていたんですが､その近くに住む､地井さんの兄の奥さんが猛反対したんです｣(地井家の知人:女性セブン)

同誌によれば記念館は地井の命日である6月29日にオープン予定だったが､最終的には7月25日までずれ込んだのだという｡
結局､場所は地井の実家ではなく､地元にある空き店舗を活用している｡
当初から記念館は3年間限定でオープンすることが決まっていたが､それでも兄嫁が実家を貸さなかったのは地井との確執があったからだという｡

｢もう何十年も前のことですが､お兄さんが40歳ぐらいで白血病で亡くなったんです｡
長男だったので､実家近くにある地井家代々のお墓に入ったんですが､奥さんがある宗教の熱心な信者だったんです｡
その宗教に従って､葬儀もしなければ､線香もあげないという奥さんに､地井さんは理解できない部分が多く､兄嫁が嫁いだ実家とは過疎になっていったんです｣(同)

地井は信心深いことで知られている｡
『ちい散歩』では､収録中でも神社や寺があると必ず寄って拝んでいくことで有名だった｡
また､地元の八重垣神社祇園祭には毎年必ず参加しており､番組で取り上げられたこともある｡
それだけに､兄嫁との宗教観の違いは決定的な亀裂だったのであろう｡

思わぬかたちで親族の確執が明らかになってしまった地井家｡
疎遠だったとはいえ､せめて地井の死後は大らかな気持ちを持ってほしいものだ｡(石森)