地下アイドル達の給料はいくら!? 意外と知らない実情が明らかに!

AKB48やももいろクローバーZなどを筆頭に､アイドル業界は戦国時代真っ只中｡全国各地にご当地アイドルも多数存在しており､完全な飽和状態だ｡テレビや有名媒体で取り上げられるグループはごく一部｡小さな劇場を拠点に活動する､生粋のアイドルオタクしか知らないような"地下アイドル"も多い｡日の目を見る機会に恵まれずアンダーグラウンドで活動し続ける彼女たちの実態について､『NEWSポストセブン』が報じている｡

｢地下アイドルも収入に個人差があり､下は活動すればするほど赤字になる人から､上は月収100万円という方まで様々です｡私の所感ですが"大卒の初任給"や､"ひとり暮らしできるくらい"という反応が多いので､ざっと19万前後が平均という感じでしょうか｣(引用:NEWSポストセブン)

CDの売上が数万枚レベルに達するグループは皆無に等しく､バラエティー番組や音楽番組の出演など勿論無いにしては｢案外高い｣と感じた方も多いのではなかろうか｡
AKB48グループがCDに握手会参加権を封入してファンに複数買いを煽っているのは周知の事実だが､地下アイドル達はまた違った手法で､一部のコアなファンから搾取を企てている｡ファンの絶対数はメジャーアイドルに遠く及ばない為､その分色々な商品を購入してもらう必要があるのだ｡

｢彼女たちの主な収入源は､ライブ終演後の物販なのです｡ファンの方も交流の時間として重要視しており､"物販が本番"などと言われるほどです｡その重要さは､出演時間の平均が15分程度であるのに対し､物販時間が1時間あることからも伺えます｡ (中略) 地下アイドルが力をいれているのが､趣向を凝らして制作するオリジナルグッズです｡周囲の地下アイドルと差をつけるために､実家に眠っていた通知表のコピーを販売している子もいました｡金額に相場がなく､商品をすべて買い揃えてしまったファンの方にも売れるためでしょう｡｣(同)

もし将来アイドルを辞めて普通の生活に戻った時に後悔しないのかという疑問は残るが､今を生きるのに必死な地下アイドルがそんな心配をしている場合ではない｡参加費数万円単位のオフ会では､ファンの人と一緒に入浴するサービスもあるといい､どこまで割り切ってファンと交流できるかが､自身の収入を増やす大きな要因｡ただ歌が上手ければ良い世界ではない｡

なお､地下アイドルのメンバーでは既に一般企業で働きながら就業後や週末だけアイドル業を行う者もおり､そういった女の子は心の余裕がありそうだ｡(船越)