ジェロに思わぬ伏兵。鼠先輩、「♪ぽっぽぽぽぽぽぽーぽー」で紅白を狙う!!

「六本木～GIROPPON～」という曲をご存知だろうか。大ブレーク中の黒人演歌歌手ジェロ（26）の「海雪」を抜き､着うたの演歌チャートで１位になった曲だ。歌うのは謎の新人､鼠先輩（ねずみせんぱい=35）。

同曲は東京・六本木のクラブを中心に火がつき､ネオン街の“一気コール”の場面で使われることもしばしば。デビュー前だというのに､今年4月から「レコ直♪」で着うたが先行配信され､6月10日付けの「歌謡・演歌チャート」で､堂々の1位に輝いた。全く無名の新人による1位は“快挙”といっていい。

鼠先輩は､ドン・キホーテで揃えたというスーツを着込み､パンチパーマがトレードマーク。持ち歌をムーディーに歌い上げて､ブームの兆しをみせるものの､岡山出身ということを除けば正体不明。

人気の秘密はノリのよさ。特に､サビの部分を「♪ぽっぽぽぽぽぽぽーぽー」と歌う別バージョンはバカバカしいと思いながらも笑ってしまう。

YouTubeにも､プロモーションビデオが複数本アップされているので興味のある人は見ておくといい。「居酒屋編」「クラブ編」「キャバクラ編」があり､「キャバクラ編」では､演歌にも関わらず､両手を振り上げるパラパラ風の踊りがつく。

“一発屋”の匂いプンプンだが､勢いは本物。本人は自身のブログで「紅白を狙う」と宣言しているが､単なるリップサービスではない。ジェロに続く大物新人のデビューで､今年は久々に演歌界が面白くなりそうだ。(松野)

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