10月スタートの民放ドラマ初回視聴率がついに出そろう!
(10/21)

昨日のフジテレビ系ドラマ「イノセント・ラブ」の第1回放送を持って、昼ドラ、NHK系列をのぞく民放各局の10月スタートのドラマがすべて出そろった形になった。

そこでどうしても気になってくるのが視聴率。

ということで、各ドラマの視聴率を曜日別に見比べてみよう。

まずは月曜日。

■CX「イノセント・ラブ」初回平均16.9%

昨日から始まったばかりだが、堀北真希(ほりきたまき=20)が主演するドラマの初回視聴率としては、同局の「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」(07年7月期)の15.9%を超えて最高記録となった。

さて、次に火曜日。

■CX「セレブと貧乏太郎」初回平均17.6%

■CX「チーム・バチスタの栄光」初回平均15.2%

■NTV「オー!マイ・ガール!!」初回平均8.3%

月曜日に続いて、CX系が10%台半ばを無難にキープ。

「チーム・バチスタの栄光」と同時間(22時)でガチンコ対決となるNTV「オー!マイ・ガール!!」は、初戦惨敗してしまった結果だ。

続いて水曜日。

■NTV「OLにっぽん」初回平均8.3%、2回目平均10.6%

この曜日は「OLにっぽん」1本なので、初回で「コケた!?」などのネットニュースがわんさか飛び交ったが、それはどうやら間違っている様子。

2回目の視聴率を見るだけでは、じわりじわりと伸びてきそうな気配だ。

さて、続いては激戦区となる木曜日。

■EX「小児救命」初回平均9.6%

■CX「風のガーデン」初回平均20.1%、2回目平均18.0%

■NTV「夢をかなえるゾウ」初回平均7.1、2回目平均4.1%、3回目平均4.7%

こちらは歴然たる差が出てしまった。

視聴者が「風のガーデン」に照準を合わせすぎているからか、「小児救命」が10%割れ、「夢をかなえるゾウ」にいたっては……。

視聴率の平均低下が叫ばれているこのご時世なので、10%割れでも「小児救命」9%台はまずまずの健闘とみていいだろう。

しかし、問題は「夢をかなえるゾウ」。

初回でつまづき、2回目以降で4%程度というのは、23時台ということもあるのだが、ちょっとヤバめな雰囲気だ。

つづいて、こちらも激戦必至の金曜日。

■EX「ギラギラ」初回平均12.2%

■TBS「流星の絆」初回平均21.2%

■EX「サラリーマン金太郎」初回平均13.8%、2回目平均11.1%

この曜日は比較的安定していると見ていいかもしれない。

「流星の絆」が飛びぬけてすごいが、主演がニノ、脚本クドカン、原作バカ売れとくれば、この数字が出て当たり前。

皆、夜遊びにふける花の金曜日だけど、「ギラギラ」「サラリーマン金太郎」といったアツい男たちの物語が結果を出している。

そして土曜日。

■TBS「ブラッディ・マンデイ」初回平均11.4%

■NTV「スクラップ・ティーチャー」初回平均12.6%、2回目平均12.2%

■CX「Room Of King」初回平均10.4%、2回目平均7.1%、3回目平均8.2%

こちらも決して高い視聴率を誇っているわけではないが、次代のイケメン俳優たちが奮闘しているのがよくわかる。

最後に日曜日。

■TBS「SCANDAL」初回平均16.9%

今の日本を代表する魅惑の女優達の共演とあって、話題が高かったせいか、調子のよいスタートが切れた様子だ。

こうしてみると、全般的にまずまずの関心を引いていることがわかる。

ドラマの内容自体も、視聴者ドン引きというマズさのものはないので、このままドラマ復権につながってほしいものだ。(古田鉄寿)

※データはいずれもビデオリサーチ社調べ(関東地区/一部番組名簡略化)


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