中村優一が無免許で湾岸線を爆走？　

イケメン俳優軍団のD-BOYSの中村優一（なかむらゆういち=21）主演の映画「湾岸ミッドナイト THE MOVIE」（夏公開予定）の制作会見が27日､都内で行われた。

同作は楠みちはるの同名のコミックが原作で､車のスピードに魅了された男たちが､改造車による公道レースを通してきずなを深めていく物語。

発行部数1700万部を誇る大ヒット作品で「第23回講談社漫画賞」を受賞したほか､ゲームやアニメ化もされている。

過去91～01年にビデオ映画10作品が制作されているが､映画化は今回は初めて。原作の1～3巻をベースに室賀厚監督と村川康敏が脚本を練り上げた。配給のジョリー・ロジャーによれば､パイロット版を製作し､映像のクオリティに納得した楠から実写化の承諾を得たという。

主人公の朝倉アキオを演じる中村は､フェアレディS30Zの魅力にぞっこんの高校3年生。

ところが中村は「実は僕は運転免許を持ってないんです。だから､マニュアルのギアを変える動作なんてしたこともなかった」と爆弾発言。

とはいえ「この映画を通して､車のことを随分と勉強させてもらった。これから免許を取って､Zに乗れるようになりたい」と意気込んだ。

ライバル役の島達也を演じる加藤和樹（かとうかずき=24）は､「これだけの車に乗ってるというのは､相当なカッコつけというか､この車にふさわしい人間になってるか､というのを考えましたね」とクールに語った。

中村の先輩役を演じるお笑いコンビ「バッドボーイズ」の佐田正樹（さたまさき=30）は､「車の専門用語がなかなか覚えられなくて､『タコ足』はタコの足､『ローター』は昼間からすいませんが､ピンクローターとか想像して覚えました」とぶっちゃけトーク。現場同様ムードメーカーとしての役割をきっちり果たし､周囲の笑いを誘っていた。

撮影は､東京湾岸道路や､山梨の高速道を借り切り､主にけん引車で引っ張りながらカメラを回した。室賀監督は「ファンの多い作品の映画化だけに､原作のもつ精神は引き継ぎたいと思った。レースのシーンはもちろん1番の見どころですが､イケメンたちの演技にも注目してあげてください」とアピールした。（松野）

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