掛布雅之氏1億5千万円支払い命令で自己破産の危機!?
(09/14)

プロ野球・阪神タイガースの元選手で野球解説者の掛布雅之氏(54)が自己破産の危機に立たされている。

掛布氏の関連2社に対して、大阪市の経営コンサルタント会社が借金の肩代わり分約1億5千万円を返還するよう求めた訴訟の判決が11日、大阪地裁であり、山田明裁判長は、請求通り2社に全額を支払うよう命じた。

判決によると、2社は、掛布さんが社長を務める芸能マネジメント会社「掛布」(東京)と、妻が社長を務めるスポーツ用品販売会社「掛布企画」(大阪府豊中市)。

2社は05〜06年、銀行から計2億円を借りた際、経営コンサルタント会社が債務保証をした。

だが07年以降、返済が滞り、残債の約1億5千万円はコンサル会社の定期預金でまかなわれた。2社が肩代わり分を返還しないため、昨年3月に提訴した。

掛布氏側は訴訟で「コンサル会社の社長は2社を実質的に経営しており、自分の会社の借金を返済しただけだ」と反論したが、判決は「実質的な経営者とは認めがたい」と退けた。

掛布氏は控訴する意向だが、元ミスタータイガースの懐は借金まみれでお騒がせ続きだ。

1988年に現役引退した掛布氏は、飲食店やスポーツカジュアル用品店など幅広く経営していたが、ほとんどの事業が失敗に終わり、多額の借金を抱えている。

昨年11月には、固定資産税や住民税の滞納で大阪府豊中市内の豪邸が差し押さえられたことが判明。その後、全額納付して差し押さえは解除されたが、掛布氏の懐具合の窮状が浮き彫りになった。

さらに、89年から日本テレビ系で続けていた野球解説者の仕事も今年に入って突然契約を解除。日本テレビ(推定年間4000万円)と読売テレビ(同800万円)からの収入もなくなった。

掛布氏は「納得がいかない。週明けに弁護士と相談して控訴の手続きを取ります。現在は事業についても適切に対応しており問題はありません」と話しているが、表情は険しいまま。

現役時代はミスタータイガースとしてファンから絶大な支持を得ていた掛布氏だが、度重なる金銭トラブルはイメージが悪すぎる。

一部ファンの間では現場復帰を望む声もあるが、このままでは復帰もおぼつかないだろう。元ミスタータイガースはこの先どうなる?(松野)


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