保釈の高相被告に革靴の洗礼!? ｢家族を守れよ!!｣

覚せい剤取締法違反罪で起訴された高相祐一被告(41)が16日､新たに担当となった弁護士を通じて保釈保証金500万円を納付し､拘置先の警視庁渋谷署を出た｡

"タトゥー隠し"ともいえる重装備で姿を見せた高相被告は､｢今回の件に関してはすべて私の責任であり､自分が悪いと思っています｡みなさん､ご迷惑と不愉快な思いをさせてすみませんでした｣と帽子を取り､頭を3回下げた｡

報道陣から｢何で奥さんに覚せい剤を勧めた?｣などと質問が飛んだが､無言を貫いた｡｢すべて私の責任｣の言葉が妻のファンに対する謝罪にも取れた｡

そんな高相被告を乗せた銀色のワゴン車が左折する瞬間､ハプニングが起こった｡

｢高相､家族を守れよ!｣と3回叫び､40代男性がワゴン車の車へ後部座席に向かって革靴を投げたのだ。

すぐに渋谷署員に取り押さえられ､1時間の事情聴取を受けたが､靴を投げたことに対する被害届は出ていないとしてすぐに解放された｡ちなみに男性は酒井被告の熱烈なファンというわけでもないという｡

08年にブッシュ前米大統領がイラクで､現地記者から靴を投げつけられた事件を思いおこさせた｡

高相被告を乗せたワゴン車は渋谷署を出発後､明治通りを恵比寿方面へ直進｡上空にはヘリコプター4台が旋回し､報道陣の車が追いかけたが､振り切るように恵比寿ガーデンプレイスへ入った｡

関係者の話を総合すると､その後は新宿で青いセダン車に乗り換えたという｡

保釈後の居住地として東京地裁に届け出たとみられる南青山の高相容疑者の実家には､40人の報道陣が集まったが､家の電気は消され､高相被告が帰宅することはなかった｡(松野)

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