千原ジュニア、M-1審査員のオファーを「やらない」と断言するワケ!
お笑い芸人千原ジュニアが、東海テレビ『千原ジュニアのヘベレケ』にて、『M-1グランプリ』の審査員について語った。

同大会の審査員は、ダウンタウンの松本人志を審査委員長とし、中川家・礼二、サンドイッチマン・富澤たけしなど、過去の優勝もしくは準優勝を経験した人物が名を連ねている。
千原ジュニアが、漫才コンビ"千原兄弟"として、「ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞」「上方漫才大賞新人賞」を受賞した経歴があり、現在のお笑い界において影響力のある人物審査員としての適格は十分だろう。

しかし彼自身は、「俺はやらない」とキッパリ。その理由について、「10組出るとしたら85点から95点とか、88点から98点の間でやりくり。ほんでそれを自分の好み・・・。30点差つけられる覚悟あったら自分が優勝決められる。これ全然面白いと思わないから60点、これはめちゃくちゃ面白かったから90点って。30点の差を付けたら、俺が何点入れるかだけで決められる。けどそんな覚悟ないもん。それがあんねやったらやるべき」と、結局は僅かな点差をつけるだけに留まり、厳密かつ厳正な審査とは言えないのでは、という思いがあるようだ。

実際、『M-1グランプリ』では殆どの審査員が85〜98点前後の範囲で点数をつける。審査員ごとの好みや会場のウケ具合を考慮して、かろうじて数点の差をつけ、その合計で優勝コンビが決まる。当然ながら、毎年接戦となるわけだ。
千原ジュニアが言うように、30点、40点と大きな差をつけ、はっきり明暗を分けることができるなら、審査員をやる価値があるかもしれないが、その分世間からの風当たりも強くなり、相当メンタルが強くないと難しい。

おそらく他の芸人も似たようなことを考えているので、誰も審査員をやりたがらないのであろう。
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