｢モニタリング｣で少年犯罪を助長する企画放送して大批判!

6月23日のTBS系『モニタリング』で放送された､｢もしも借り物競争中の子どもに突然"貸してください!"とお願いされたら｣という企画が､視聴者から批判を受けている｡

この企画は､突然現れた子供に｢借り物競争中｣だと言われた街の人が､快く物を貸してくれるのか検証する内容｡
ただし､お題が｢靴｣｢サドル｣といった､通常の借り物競争では有り得ない難関な物ばかりで､それを子供に頼まれた大人がどう対応するのかを観察するコンセプトであった｡

靴を貸した人は片足でジャンプしながら買い物を続けたり､サドルを貸した人は立ち漕ぎで自転車を運転するなど､"オチ"の部分もカメラで捉えられたのだが､お題は｢チャーシュー｣｢自慢話がある人｣など次第にハードルが上がっていく｡

チャーシューというお題を引いた子供は､ラーメン屋に入り､実際にラーメンを食べている人からチャーシューを貰おうと試みた｡自慢話がある人を探していた子供は､レジ担当の女性に話し掛け､仕事の邪魔になるため断れ続けながら､最終的には優しい女性が子供に同伴してくれた｡ラーメン屋でも男性がチャーシューを子供にあげており､名残惜しい表情を浮かべていた｡

あくまで､スタッフが子供に指示を出して物を借りる"画"を作り出していたのだろう｡だが､サドルや食べ物を他人から借りるのは､もはや窃盗未遂の領域｡テレビを観た子供が万が一真似しようものなら､トラブルに巻き込まれる可能性も否定出来ない｡

せっかくゴールデンタイム2時間という枠を持っているのだから､もっと我々の役に立つ観察結果を届けてもらいたいものだ｡

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