あしたの、喜多善男
[第3話]
01/22放送

11年前、唯一の友・三波(今井雅之)が死に、優しく愛おしい妻・みずほ(小西真奈美)が去り、借金がかさんだ今、孤独な日々だけが残った男・喜多善男(小日向文世)は、思い切って「死のう!」と決意した―。

「死ぬ日」まで、あと9日。

今日は念願のみずほ(小西真奈美)に会える日だ。平太(松田龍平)からみずほの居場所・勤務先を教えてもらった善男(小日向文世)は、朝から大はしゃぎしていた。
「よーし。僕は残された9日間を精一杯楽しむんだ!」
善男は自分自身に、そう誓った。

その朝、善男は平太から勧められた生命保険に、深く考えることなくサインをする…。

そのあと、善男はみずほに会うために服を買いに行く。リカ(栗山千秋)は、平太に善男の服を選ぶのを手伝ってあげてくれと頼まれ、一緒に洋服店に出かける。

そのころ平太は、とある雀荘に来ていた。雀荘の従業員に平太は「むこうぶし、あります?」と、変な注文をしていて、ずっと何かを待っているようだった。

一方、善男は、いざ、みずほに会う段階になって、みずほが会社の社長になっていることを知り、なかなか会社の門を叩けずにいた。ところが、何と運のいいことか、善男もわけがわからぬまま、みずほの会社の中に入れてしまう。会社をさまよっているうちに、会議で発言しているみずほを発見する…ところが、善男を見ると、みずほはその場に倒れてしまうのだった。

別室で待たされる善男の前に、気絶から目覚めたみずほが現れる。「11年前、たった半年夫婦だっただけなのに、今さら何?」みずほの態度はとても冷たかった。「お前に会いたかったんだ」善男は自分の思いをみずほにぶつける。

「あと9日で、俺も親友の元へ行こうと思っている。その前に、みずほ、お前に会いたかったんだ…」

それを聞いたみずほは、激しく取り乱す…。そんなみずほに善男はたずねた。「どうしてお前は僕と愛してくれたんだ?」と。その問いに、「あなたは善良が服を着て歩いているような人間だった――私はそんな男は大嫌い。大嫌いなの。もう、二度と私の前に現れないで」と答える。

「じゃあ、どうして私と結婚したんだ?」
「聞かないで――」

「会ってくれて、ありがとう」善男がみずほに声を掛けると、みずほは「…そういうところがダメなのよ」と言って、部屋を出て行った…。

夜の街を歩く善男は、約束どおりキャバクラの女の子と箱根に行く予定だった。ところが急に、宵町しのぶ(吉高由里)と2人で箱根に行くことになる。

そのころ、平太は雀荘で殺し屋の片山(温水洋一)と会っていた――。

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キャスト
喜多善男(きたよしお) / 小日向文世(こひなたふみよ)
とにかく、平凡な男。性格は真面目で人を信じて騙されやすい。
本人はB級の出版社に勤務し、人並みの生活ができれば――と思っているのに、親友の死や借金、離婚など、次々と不幸に見舞われ、親友の命日である11日に死ぬ事を決意し、残り11日間を楽しく生きようとするが、そこから、彼の大波乱人生が幕を開けてしまうのだった。
矢代平太 / 松田龍平(まつだりゅうへい)
キャバレーのスカウトマン。善男との出会いは偶然タクシーに乗り合わせてこと。善男が死のうとしているのを知り、彼を利用して保険金をせしめ様といろいろ世話を焼き始める。しかし、そのうち友情に似た“情”が芽生えはじめ…。

性格は大ざっぱ。人相は見るからに「悪い奴」だが、人生に不器用なところもある。
鷲巣みずほ / 小西真奈美(こにしまなみ)
善男と離婚した、元妻。11年前、善男と知り合う前は総合病院の看護婦だった。善男と離婚後に社長婦人となるが、2番目の結婚相手だった社長は事故死する。その後は、社長業を継いで女社長に就任したやり手の女性だ。
善男の記憶に残る「みずほ」は、優しくて家庭的な女だったのだが…。夫の事故死には不自然な点もあり、保険会社が身辺調査に入っている。
長谷川リカ / 栗山千明(くりやまちあき)
宵町しのぶ / 吉高由里子(よしたかゆりこ)
杉本マサル / 生瀬勝久(なませかつひさ)
森脇大輔 / 要潤(かなめじゅん)
三波貴男 / 今井雅之(いまいまさゆき)
片山 / 温水洋一(ぬくみずよういち)
小林社長 / デビット伊東(でびっといとう)

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