女帝
[第7話]
健一（斉藤祥太）と梨奈（酒井彩名）の披露宴の後、彩香（加藤ローサ）は、尾上（伊原剛志）の宿泊しているホテルへいって夜の相手をするように北條（森本レオ）から依頼される。08/24放送
父・尾上に憎しみをもつ綾香は、抱かれた後に、実の娘であることを告げることで恨みを晴らそうと承諾して尾上のホテルへ向かう。
しかし、綾香を部屋へ招きいれた尾上は妻以外の女性を抱かないと誓っていると告げ、妻の前に愛していた女性のことについて語り始める。尾上は母・麻里子（かとうかずこ）を本当に愛していたのだ。
尾上の誠実さに心を打たれた彩香は、父への積年の恨みを水に流し、自分は女帝にのし上がっていくことを決意する。
しかし、北條は尾上の部屋へ彩香が入っていく《密会現場》を隠し撮りで写真に収めていたのだ。
クラブ「佐和」では、薫（金子さやか）が、作り話の苦労話をネタに客の同情を誘うやり方で、彩香の客を奪おうとしていた。もちろん、綾香も負けてはいない。
そんな中、綾香はエリ（滝沢沙織）に食事に誘われるが、遅れてやってきたエリの恋人は、なんと直人（松田祥太）だった。複雑な思いに駆られる綾香。ほくそ笑むエリ…。
一方、北條は総理大臣に就任した尾上を呼び出し、彩香との写真をネタに自分を外務大臣に任命するよう迫る。尾上は自分がはめられたことに気づいたが、なす術もない。
「佐和」を訪れた北條は綾香を指名し、「お前のおかげだよ」と上機嫌だ。しかし、一緒にいた謙一の様子がどうも気になる…。
尾上内閣の人事が発表となり、北條が外務大臣に就任したことを不信に思った綾香は、何かを知っているに違いない謙一をホテルに呼び出し女を武器に迫る。シャワーを浴びている最中に、北條が自分と尾上の写真をネタに強請ったことに気づいた綾香は、「自分は何も知らなかったんだ…」と、北條の片棒を担いだ謙一を責め、ホテルを後にした。
綾香が北條の一件で休みがちになっていると、「佐和」では、ついに薫がナンバーワンにのし上がっていた。直人を綾香に渡したくないエリも、彩香に遠慮しないでナンバーワンを目指すと宣言する。「佐和」ナンバーワン争いはますます激しさを増していく。
誠実な父・尾上を落としいれようとする北條が許せない！ 綾香は北條の事務所を訪れ、２人きりになりたいと迫る。彩香の色気にまんざらでない北條は、彼女を２人でホテルのスイートルームへ誘う。
綾香は自分の服の腕や胸を引き裂くと、尾上と私が写った写真を返せと迫る。返さなければ大声をだすと北條を脅すが、北條は「やれるものならやってみろ！」と言い捨て権力で何でももみ消せると彩香に殴りかかろうとした。
その瞬間、カメラのフラッシュが――直人が写真を撮っていたのだ。殴りかかろうとする北條に直人が一撃で倒すと、彩香を連れてその場を走り去った…。
「佐和」に戻り、直人からデジカメを渡される彩香。「好きに使え」と言われた綾香は、なぜ自分を助けたのか理由を問うが、「店のホステスが上客の尾上に迷惑をかけるのを防いだだけだ」とキッパリ言い切る。
彩香の手元のデジカメには、北條が彩香に殴りかかっている場面がしっかりと写っていた…。
09/14
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09/14
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熊本で母・麻里子（かとうかず子）と2人でスナックを経営して暮らしていたが、不運にも金と権力にすべてを踏みにじられた過去を持つ。母を病で失い、故郷を捨てて大阪へと向かう。大阪の繁華街ミナミでホステスを経験し、東京･銀座へやってくる。その美しい容姿と知性、火の国譲りの度胸で《女帝》を目指す。。「のし上がっちゃるけん！」心に激しい闘志を燃やし、波乱万丈な人生の荒波を乗り越えていこうとする彩香のガンバリに目が離せない。
ミナミの繁華街で綾香と出会う。初めは金をしぼり取るために彩香に近づいたチンピラだったが、彩香によって人生が一変する。《女帝》の夢を追い求める彩香を影で支え、自分もまた《夜の帝王》を目指している。黒服のときの狼のような怖さと氷のような冷たさ、私服の時の人なつっこい顔…惹かれてはいけない悪の魅了を感じる。
熊本の名家の娘。父は照盛。彩香とは高校時代に同級生。貧乏なのに成績優秀で美しい彩香に憎悪を燃やす。また、親同士が決めた婚約者・謙一の「心」を奪われたことも彩香を憎む原因となっている。産まれながらにして政治家の娘としての血筋か、策略にかけては半端ではない。
高校時代の彩香のボーイフレンド。父親は建築業を営む権力者。父親の強い意志に沿うように政治家を目指す。高校時代に何とか彩香をモノにしようと乱暴をしようとするが未遂に終わったうえ、彩香に濡れ衣を着せて傷つける。優柔不断だところがあり、親の意向通り梨奈と結婚をすることになるが、梨奈の尻に敷かれっぱなしの夫婦生活を過ごす羽目に…。
結婚後も彩香のことが忘れられず、何とか近づこうとする。
大阪・ミナミのクラブ「エレガンス」のホステス。ルームメートだった彩香と心を通わせ、彩香についていこうと決めて銀座のクラブ「佐和」へと移ってくる。
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