風のガーデン第6話あらすじ完全版

風のガーデン

[第6話]

11/13放送

膵臓癌患者・二神（奥田瑛二）から貰った医療機器を搭載したキャンピングカーで、貞美（中井貴一）は富良野に来ていた。貞美はキャンピングカーを“風のガーデン”近くの茂みに駐車した。

早朝、“風のガーデン”を歩いていると、蜂場の手伝いから帰ってきた岳（神木隆之介）に見つかってしまう。
岳は貞美を“大天使ガブリエル”だと思い込み、話しかけてきたので、貞美もとっさに「自分は大天使ガブリエルです」と、話を合わせた。
別れ際に、「会ったことを秘密にしていれば、また会えます」という貞美の言葉に、岳はうなずいた。

買い出しに富良野の町に出てきた貞美は、高校時代の恋人・小玉エリカ（石田えり）の理容室に立ち寄った。
高校時代の甘酸っぱい昔話をエリカから蒸し返されて苦笑する貞美だったが、「困ったことがあったら助けてあげる」というエリカの言葉にホットするものを感じていた。

その夜、岳は“大天使ガブリエル”と出会ったことを、往診から戻ってきた貞三（緒形拳）に喋ってしまう。どうしても、誰かに話したくて仕方がなかったのだ。
「約束を破ったから、もう会えないかもしれない」と心配する岳に、貞三は「ふたりだけの秘密にすれば大丈夫ですよ」と言って、安心させた。

ちょうどその頃、キャンピングカー寝ていた貞美はうなされて目覚める。そこに妙子（伊藤蘭）からの“二神の危篤”を知らせるメールが入った。いずれその日が来るとはわかっていたが、衝撃を受ける貞美だった。

翌日の早朝、岳が風のガーデンで“大天使ガブリエル”を探していたので、ひょっこりと顔を出す、貞美。
風のガーデンにあるグリーンテラスを見せてほしいと言うと、岳はすぐに中に案内してくれた。
そこで岳が質問をしてきた。
「父は天国にいますか？」との岳の質問に、貞美が「もうじき来ると聞いています」と答えると、岳は「父をよろしくお願いします！」と言って深々と頭を下げた。
岳の言葉に胸が熱くなる貞美だった。
岳はテラスにあるピアノを貞美に弾いて聞かせてくれた。
貞美は「私はチェロが弾けますので、今度、一緒に演奏をしませんか？」と言うと、岳は大きくうなずく。

その日の日中、誰もいない蜂場を歩いていた貞美は、熊よけのために電流を流している柵にうっかり触ってしまい、その場で気絶してしまう。

どのくらい倒れていたのだろう。夕立に降られて目を覚ました貞美はキャンピングカーに戻ると、体を拭いて、雨に濡れた衣類を着替えて、そのままベッドに入って眠ってしまう。すると夢の中に、二神が現れ「先生、ひと足先に行っているよ」と貞美に言葉をかけた。

貞美が目覚めると、「二神が死亡した」というメールが…。

翌朝も、貞美は風のガーデンで岳と会った。
前日の約束どおり、岳の演奏するピアノにあわせて貞美がチェロを弾いていると、突然、ルイ（黒木メイサ）がグリーンテラスに現れる。貞美の姿にルイは驚き、慌てて車に戻ると風のガーデンを去ってしまった…。

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